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定番の冷凍炒飯 急成長の秘密は「具を減らす」にあり

NEWS ポストセブン 2016/10/9(日) 7:00配信

 食欲の秋。だが、少子化の時代、家庭むけ冷凍食品の需要は減少が続いている。その中で、異彩を放つヒット商品があることをご存じだろうか?

 前年比25%増の成長を見せ年間372億円(2015年度)を売り上げる。数字以上に驚くのが、「大きなのびしろがあり今後も成長できる」と、メーカーが胸を張るその姿だ。今どき明るい未来を堂々と語ることができるマーケットは多くはないはずだが。その商品とは「冷凍炒飯」。いったいどこにそんな勝機が潜んでいるのか? 作家の山下柚実氏がレポートする。

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 メーカー間の競争は激しい。ニチレイフーズの「本格炒め炒飯」と味の素冷凍食品の「ザ・チャーハン」がトップの座をめぐって激突している。株式会社日本アクセス主催の「10万人が選ぶフローズン・アワード2015」で冷凍食品部門大賞をゲットしたのは「ザ・チャーハン」。消費者によるウェブ投票と小売業バイヤーの投票によって決まるこの賞で、熱く支持された理由とは何なのか? 将来の可能性がどこに秘められているのか? 開発者を直撃した。

◆具材を減らす逆転の発想

「38年前、冷凍炒飯の先陣を切る形で弊社が発売した『五目炒飯』。もちろん当初はトップブランドでしたが、2001年以降は残念ながら二番手に甘んじていました」と、率直に語り始めた味の素冷凍食品株式会社商品開発グループ・津島康二氏(36)。首位を取り戻そうと必死に改善を重ねてきたが、なかなか差が埋まらない。その理由は何か。課題はどこにあるのか。消費者調査を開始すると「意外な」ことが見えてきた。
 
「弊社の『具だくさん五目炒飯』は、具材由来の味・風味が楽しめる、自信をもって提供してきた商品です。しかし消費者には、それとはまた別のニーズが潜んでいたのです」
 
 その「ニーズ」とは何か?
 
「食欲旺盛な若い男性たちが望むのは、一心不乱にレンゲを口に運んでいたら皿の上は空っぽ……という中華料理屋の味でした」と津島氏。

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最終更新:2016/10/9(日) 7:00

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