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【MLB】ダルビッシュ「相手有利のカウントで、彼らは速球を予測」。ポストシーズンワーストタイ、自身メジャー初の4被弾

ベースボールチャンネル 10/9(日) 6:50配信

被本塁打数の少ないダルビッシュ。まさかの事態

 現地7日、テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有はポストシーズン2戦目となる、トロント・ブルージェイズ戦に登板。自己ワーストとなる4被弾を浴び、5回5失点、被安打5、4奪三振、チームも3-5で敗戦を喫した。

 レンジャーズのポストシーズン進出は2年連続だが、昨年ダルビッシュはトミー・ジョン手術を受け、出場が不可能だったため、4年ぶりのポストシーズン登板となった。

 初回危なげなく3者凡退に抑えるも、2回の先頭打者、バティスタに四球を与えると、1死後に6番、トロイ・トロウィツキーに内角の直球を左翼席へ運ばれ2点を失った。5回には先頭の8番、ケビン・ピラーに内角高めの直球を左翼ポール際に、1死後に1番エゼキエル・カレラにど真ん中の直球を右中間へのソロ、そして2死から3番エドウィン・エンカーナシオンに内角低めの直球を左翼スタンドギリギリに運ばれ、この回だけで3被弾。

 今回の登板で、ダルビッシュのポストシーズン通算成績は0勝2敗、防御率5.40となった。

 ポストシーズンでの4被弾はMLB史上でもワーストタイ記録であり、最も直近で記録されたのは、2002年ミネソタ・ツインズのリック・リード投手(当時37歳)がオークランド・アスレチックス戦で記録したもので、今回で8度目の出来事となる。

 ダルビッシュは、3被弾を受けたことはMLBのキャリアでも2度あるが、4被弾は初めてである。

 HR/9という、27個アウトを取る間に何本本塁打を浴びるかという指標((被本塁打×9)÷投球回数で算出)が存在するが、セイバーメトリクスの総本山である『fangraphs』によると、ダルビッシュのHR/9は今シーズンが1.08、MLB通算では0.91となっており、今回のように、これほど被弾を浴びることは意外な結果だ。

彼らは速球を予測していた

 今回の被本塁打は全て速球を狙い打たれたものである。

 ダルビッシュのコメントを『MLB.com』では以下のように報じている。
“I was struggling with the strike zone, and then was getting behind in the count, and they were looking for fastballs,“ Darvish said. “And when I left it on the plate, they got it.“
「ストライクゾーンに苦しんだ。カウントが相手有利になると、彼らは速球を予測していた。そして私は速球を投じ、彼らはそれを捉えた」

 今回本塁打を浴びた場面は、カレラの本塁打を除きボールが先行し、カウントが苦しくなっている場面であった。
 ダルビッシュは速球を主体として、スライダーを初めとする様々な変化球を駆使して相手を抑えていく投手であり、今回も半数近くが直球であったが、それが裏目に出てしまった。

 ハメルズ、ダルビッシュの2枚看板で満を持してポストシーズンに臨んだレンジャーズであったが、痛恨の連敗を喫することとなった。

ベースボールチャンネル編集部

最終更新:10/9(日) 6:50

ベースボールチャンネル

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