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なぜイ・ボミは愛されるのか 休養を経て語った“本音”と秘められた魅力

THE ANSWER 10/9(日) 14:14配信

日本での人気に本人も「すごく不思議なんです」

 こんなにも日本で愛される韓国人がいるのだろうか――。女子ゴルファーのイ・ボミを見ながら、いつもそう思う。

【写真】日本でも人気の女子ゴルファー、イ・ボミ写真集

 昨年、国内ツアー7勝して、初の賞金女王となり、今季も4勝して賞金ランキング1位を独走中だ。強さだけでなく、その人気は衰えるところを知らない。昨年は、優勝するたびにスポーツ新聞の1面を飾り、雑誌ではグラビア特集が組まれ、自身の著書と写真集までも発売された。

 オフシーズンにはスポーツバラエティ番組にも出演し、今年に入ってからは国民的アニメの「クレヨンしんちゃん」にもイラストで登場するなど、今やその名を知らない日本人はいないと言っても過言ではない。

 これまでは韓国人ゴルファーが勝っても、日本のメディアの扱いは小さなものだった。だが、イ・ボミだけは別格の扱いで、「五輪にも日本代表で出てほしい」という声があがるほど、おじさまたちを虜にしてしまった。

 イ・ボミにこんなことを聞かれたことがある。

「なぜ、韓国人の私のことを日本の方がこんなにも応援してくれるんですかね? すごく不思議なんです」

日本女子オープンでは自身初の体調不良による棄権

 どんな質問にも常に笑顔で答え、礼儀正しく、サインなどのファンサービスにも熱心、愛嬌があり、かわいくて強い、と勝手に解釈しているが、決して的外れな答えではないと思う。

 そんなイ・ボミは今季、11試合連続トップ5入り(うち優勝2回※10月8日時点)するなど、常に上位争いしているため、極度の緊張感のなかでの連戦が続いた。そんななかでも「ファンの期待に応えたい」と踏ん張っていたのだが、異変が起こった。

 国内メジャーの日本女子オープンの第1ラウンド終了後に、体調不良を理由に棄権したのだった。

 イ・ボミが棄権したのは、2014年の日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯の第3ラウンド以来2度目だが、このときは父が他界したことによるものだった。そのため、イ・ボミの意思で休んだのは、初めてのことだった。

 8月のCAT Ladiesから7試合連続出場という強行軍で、自分でも知らぬ間にストレスと疲れがたまっていた。自宅がある兵庫に戻り、1週間、母・ファジャさんと過ごしながら十分な休養を取り、翌週はディフェンディングチャンピオンとしてスタンレーレディスに出場。そこで久しぶりに出会ったイ・ボミは、元気な笑顔を見せてくれた。

 今の状態と心境はどうなのかを聞くと、いつもは日本語の会話なのだが、このときばかりはハングルで話し始めた。

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最終更新:10/9(日) 15:23

THE ANSWER

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