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【MLB】レ軍構想外の田澤純一、「田澤ルール」適用で今オフはいばらの道か

ベースボールチャンネル 10/9(日) 16:30配信

今オフFAもレ軍構想外

 メジャーリーグはプレーオフが始まり熱戦が続くが、気懸かりなニュースが届いた。レッドソックスの田澤純一が地区シリーズのベンチ入り出場登録メンバーから外れた。チームはインディアンスとの地区シリーズに臨む25人のリストを6日に発表したが、田澤の名前は含まれなかった。

「田澤純一のレッドソックスでのキャリアは終わりかもしれない」

 こう刺激的な見出しで報じたのは5日付の地元紙ボストン・ヘラルド。出場登録漏れを予見し、前日に置かれた状況の厳しさを伝えていた。

「彼はレッドソックスでの最後の投球を、もう終えてしまったのかもしれない。右腕はワールドシリーズを制した2013年のブルペンで非常に大事な役割を担ったが、3年の時を経てFAとなり、すでに構想外となっている」

 13年の田澤はクローザー・上原浩治につなぐセットアッパーとして、なくてはならない存在だった。その年のポストシーズンは地区シリーズからほぼ毎試合にあたる13試合に登板。7回1/3を投げ、26人の打者と対戦し、6安打1四球でわずか1失点。タイガースとのリーグ優勝決定シリーズ第6戦では勝利投手となり、防御率1.23と抜群の安定感を誇った。
 今季の田澤は53試合に登板し、3勝2敗、防御率4.17。ただ後半戦に限れば18試合で2勝1敗、防御率5.19で打ち込まれるケースが目立った。

 7月には右肩の違和感でDL入りし離脱した。同記事では「信頼できる終盤の中継ぎとしての彼の立場は、あれで失われたのかもしれない」と指摘。ジョン・ファレル監督ら首脳陣の信頼を失い、9月はわずか5試合の登板にとどまった。リードして迎えた終盤、本来なら投げるべき場面で声が掛かることはなかった。

年齢、2年間の実績から複数年契約は厳しい?

 登録メンバーが発表される前に、同紙の取材に対し「そのことは考えないようにしています。チームが決めること。自分がどうこうできるものではないので」と答えていた。そして自らの状態について「身体的には状態はいいと思う。確かに終盤は投げる機会が減ったけど、調子自体は悪くないです」と語っていた。

 田澤は昨年も後半戦は22試合で防御率7.08と精彩を欠いた。プレーオフ進出が絶望的となった9月15日には、蓄積疲労も考慮され休養のため残り試合には登板しないことが発表された。

 オフにFAとなる田沢がレッドソックスと再契約する道はもちろん残されているが、現実的ではないと地元メディアは見ているようだ。2年連続で終盤にみせた息切れは、他球団への印象も悪い。

 田澤はいわゆる「田澤ルール」により、メジャー球界を離れた後も2年間はNPBのチームと契約できない。メジャーで投げ続けるしか、キャリアを続ける現実的な道はない。

 FAとなって市場に出た場合、ここ2年間の実績から高評価は望めないだろう。すでにレッドソックスでは構想外で移籍が決定的な状況。現在30歳ながら複数年契約は難しそう。プレーオフで快投すれば最後に評価を再浮上させることができたが、その場さえ奪われてしまった。

ベースボールチャンネル編集部

最終更新:10/9(日) 16:30

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