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“代表追放”のベンゼマ復帰をグリーズマンが熱望 「フランスは彼がいないことを寂しがっている」

Football ZONE web 10/9(日) 9:37配信

W杯予選でブルガリアに快勝後、“先代エース”について語る

 アトレチコ・マドリードのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンは、今夏の欧州選手権(EURO)での活躍でエースとしての立ち位置を確立した感がある。その一方で、現在代表を離れているFWカリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)に対して「フランスは彼がいないことを寂しがっている」と、フランス紙「ル・モンド」に話している。

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 グリーズマンは現地時間7日に行われたロシア・ワールドカップ欧州予選のブルガリア戦に先発出場。フランスは開始早々にPKで先制点を許したが、FWケビン・ガメイロ(アトレチコ・マドリード)、FWディミトリ・パイェ(ウェストハム)のゴールで勝ち越す。そして前半38分にはグリーズマンも追加点を決めるなど、4-1の快勝で勝ち点を積み上げた。

 EUROでは決勝でポルトガルに屈したものの、グリーズマンは6得点を挙げる活躍で得点王とMVPを獲得した。ベビーフェースの25歳はトリコロールのエースとなっている一方で、“先代エース”の代表復帰についてこう言及したという。

「フランスは彼がいないことを寂しがっているんだ。なぜなら彼は偉大な選手で、ピッチ内外でも連携するのはとても簡単だからね」

「今回の件は長くなりすぎだ」と擁護

 グリーズマンはベンゼマの代表復帰を熱望しているが、一筋縄ではいかないのが現状だ。元エースはフランス代表の同僚MFマテュー・ヴァルブエナ(リヨン)への恐喝事件に関与したとして、昨年11月に逮捕、起訴された。

 この事件を重く見たフランスサッカー連盟とディディエ・デシャン監督は、ベンゼマの“代表追放”を決断し、EUROにも招集しなかった。この一件を受けてベンゼマは、「彼自身はそうではないと思うが……彼はフランスの人種差別主義者から受けた圧力に屈したんだ」と、デシャン監督を非難する泥沼の様相を呈している。

 それでもグリーズマンは、“恐喝ストライカー”となってしまったベンゼマを信じている模様で、仏テレビ局「RMC」に対しても「連盟はベンゼマに制裁を科し続けるわけではないだろうし、代表の選出対象になるはずだ。僕は人間を永遠に罰する必要はないと思うんだ。個人的には、今回の件は長くなりすぎだと思う」とベンゼマ擁護の姿勢を取っている。

 もしベンゼマが代表復帰してグリーズマンとの“マドリード・コンビ”が結成されれば、欧州屈指の破壊力を誇ることは確かだ。エースの訴えは、連盟と指揮官の心を動かすのだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:10/9(日) 9:37

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