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お茶ですすぐ?はちみつを塗る?口内炎を早く治す方法

@DIME 10/9(日) 12:10配信

口内炎は一度なってしまうと、食べるたびに口の中が痛み、とても厄介なものだ。一般的な対処法としては、栄養を補給し、よく眠って疲れを取るなどがある。しかし口内炎を早く治すための方法として、蜂蜜やヨーグルトがいいという噂もある。果たして、それはどれくらい有効なのだろうか? 口内炎の原因と共に、皮膚科医に口内炎を早く治す方法について聞いてみた。

■口内炎の4つの原因

口の中に突如としてできる口内炎。なにげなくできるその口内炎は、果たして、どんな原因でできるものなのだろうか?しのぶ皮膚科の院長、蘇原しのぶ先生に聞いた。

「口内炎とは、体や胃の調子が悪い、食生活が乱れて栄養が偏ることなどが原因で、口の中で炎症を起こしている状態です。具体的な原因としては、主に次の4つがあります」

●免疫力が落ちている
・規則正しい生活や食生活ができていない
・夜きちんと眠れていない
・ビタミン・ミネラルが足りない
など

●口の中が不潔で菌が繁殖している
・虫歯や歯周病で口の中に菌が繁殖した
・喫煙によってばい菌が増えた

●口の中が傷つき炎症が起きている
・熱いものを飲み、口の中にやけどを負った
・口の中を噛んでしまった
・魚の骨が刺さった

●病気の症状の一つとして起きている
・内臓系の病気(ベーチェット病など)
・ウイルスの感染症(ヘルペス・手足口病など)

■口内炎を早く治すための自宅でできる対策

口内炎は、一度できてしまうと、食べるときや喋るときに痛み、気になる一方で、わざわざ病院に行くまでもないところもある。しかし、そのわずらわしい時間を少しでも短くするために、家でできると噂される口内炎対策がいくつかある。それらは、どれくらい有効といえるのかを、しのぶ先生に聞いてみた。

●うがい薬で口の中をすすぐ
「免疫力の低下などによる口内炎を早く治すには、口の中を清潔にしてビタミンなどを取り、よく眠って免疫力を上げるのが基本的な対策です。うがい薬でくちゅくちゅぺっとして口の中を殺菌して、清潔にすることは最もおすすめです」

●蜂蜜を塗る
「昔から、傷口には蜂蜜を塗るといいといわれます。しかし、塗れば口内炎が治るとは言い難いところがあります。ただ、蜂蜜は刺激が少なく、傷を覆ってくれるため、悪くはないでしょう」

●梅干し・塩を塗る
「これらは傷口に染みると思いますので、むずかしいでしょう。食事にも言えることですが、口内炎ができているときは、できるだけ刺激の少ないものがおすすめです」

●ヨーグルトを塗る
「ヨーグルトを摂取すると、口の中と胃に膜ができるため、はちみつと同じように、一時的に傷が守られるメリットはあるでしょう。腸の調子を整える意味でもいいかもしれません」

●お茶で口の中をすすぐ
「お茶には殺菌力があるため、うがい薬がない場合に代用するのにはおすすめです。ただ、熱さには気をつけてやけどをしないように」

しのぶ先生によれば、基本的に「口の中のばい菌を殺すもの」「口の中に刺激が少ないもの」が良いらしく、特にお茶や蜂蜜、ヨーグルトは良いのではないかとのこと。しかし、口内炎ができているときに、あまり口の中でいろいろなことをしてしまうと、ばい菌が増えるリスクがあるという。これは覚えておきたい。

■口内炎の皮膚科での治療法は?

口内炎ができたときには、皮膚科にかかるのが一般的。しのぶ先生によれば、実際、皮膚科では次のようなものを処方しているという。

・ビタミンBやビオチン
・染みにくいうがい液
・傷口に塗る軟膏
・傷口に貼るシート

「基本的にビタミンBの栄養剤を出し、口内炎が染みにくいうがい液で口をすすいでもらいます。場合によっては、直接、口内炎の患部に塗る軟膏やシートを出すこともあります。
ただ、口内炎を何度も繰り返すという場合、病気が原因のこともありますので要注意です。気になるようなら、一度内科を受診してください」

さらに、食生活については次のように指導しているという。

「病気や外傷とは関係のない口内炎は、主に免疫力の低下や食生活の乱れによって起きます。食事ではビタミンが豊富に含まれる色の濃い野菜を中心に摂取し、全体的に栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。」

一度できると不自由の多い口内炎。できるだけ早く治すためにも、症状に応じて自宅ケアと皮膚科受診をうまく選び分けたい。


取材・文/石原亜香利

@DIME編集部

最終更新:10/9(日) 12:10

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