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女性が自己投資として1か月にかける平均額は?

@DIME 10/9(日) 13:10配信

2016年4月に「女性活躍推進法」が施行され、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律が制定された。7月には、女性初の東京都知事として小池百合子氏が就任するなど、日本女性の活躍推進が今まで以上に活発になってきた。総合マーケティング支援を行なうネオマーケティングでは、世の中の動向をいち早く把握するために、独自で調査を行なっている。今回は「女性の消費行動・ライ フスタイル意識調査」をテーマにしたインターネットリサーチを実施。「自己投資にかける金額」や「ご褒美消費の有無」などの「女性の消費行動・ライフスタイルに関する意識調査」を行なった。また、その結果から見える現代女性の傾向を、世代・トレンド評論家の牛窪恵氏に分析してもらった。

Q1.あなたは現在スキルアップや自分磨きのために「自己投資」を行なっていますか
※自己投資:自分磨きのために行なっている行為への金銭の投資を指す。

現在、スキルアップや自分磨きのために「自己投資」を行なっているかを聞いたところ、女性全体の4人に1人(24.0%)が「現在、自己投資を行なっている」と回答した。とくに「働く女性(有職)」ほど、その割合が高いことが明らかになった。

Q2.現在自己投資を行なっていない方にお聞きします。あなたは今後スキルアップや自分磨きのために自己投資を行ないたいと思いますか

現在自己投資を行なっていない人に、今後スキルアップや自分磨きのための自己投資を行ないたいかを質問。現在自己投資を行なっていない人でも「今後、自己投資を行ないたい」とする積極的な女性が、3人に1人(32.3%)いることがわかった。

Q3.あなたが行なっている(行ないたい)自己投資としてあてはまるものをお選びください

次に、現在自己投資を行なっている人と、今後自己投資を行ないたいと考えている人の計825人(対象者全体の48.5%)に、その内容を尋ねたところ、「旅行」が49.7%と最も多い結果となった。女性はアクティブに「旅行」に出掛け、心身のリフレッシュや“体験”を積むことを自己投資と捉えているのかもしれない。また、「趣味を究めるための習い事」が、「子育て女性」を除くすべての属性の女性で3割を超えたのも、特徴的だろう。

Q4.あなたが現在行なっている自己投資として1か月にかける平均の金額はいくらですか

現在自己投資を行なっていると回答した人に、1か月にかける平均金額を尋ねたところ、「旅行」では月平均1万円以上と答えた女性が合計して6割以上いたほか、「5万円以上」の回答も1割以上に及んだ。また、「美容、健康のためのヨガ体験やジム通い」、「趣味を究めるための習い事」、「資格取得のためのセミナーや講座への参加」などアクティブな投資も、月平均1万円以上の回答が3割を超えた。

Q5.あなたは3年前と比べて、現在自己投資にかける金額は増えましたか

同じく、現在自己投資を行なっていると回答した人に、3年前と比べて自己投資にかける金額が増えたかを尋ねたところ、「増えた」が全体で約6割(65.4%)にのぼり、全属性の女性で「増えた」が「減った」を上回った。最も「増えた」割合が高いのは、有職の子離れ女性(子どもの年齢が16歳 以上の女性)で、82.4%が「増えた」と回答した。ほかに、同じく有職の独身女性の70.8%と、無職の子育て女性(子どもの年齢が15歳以下の女性)の80.0%で、「増えた」の回答が他の属性と比べ多い結果となった。

Q6.あなたが自分への「ご褒美消費」を行なう頻度をお答えください

続いて、自己投資とは別の、いわゆる「ご褒美消費(頑張った自分自身にご褒美を与える消費行動のこと)」について尋ねたところ、「行なわない」はわずか3割となり、約7割の女性は何らかの形で自分へのご褒美に消費することがわかった。また、その頻度を「1週間~1か月に1回」と答えた女性が、全体の35.1%にのぼった。

Q7.あなたはどのような「ご褒美消費」をしていますか

では、ご褒美消費をする女性は、何を「ご褒美消費」と考えているのであろうか。その内容を自由回答で聞いたところ、高級ブランド品やジュエリー、デパ地下スイーツや高価な化粧品など(高額)ショッピング系も多かったものの、友人とディナーや観劇、エステ、国内旅行など、“体験”をご褒美と捉える女性も数多くいることがわかった。品物を購入し所有することだけでなく、外に出て行動することでご褒美を得るアクティブな女性の様子がうかがえる結果となった。

得られた回答は次の通り(一部抜粋)。
・高級ブランド品を買う(DINKS:34歳)
・友人とディナー、宝塚観劇(子離れ女性:無職 50歳)
・劇団四季の観劇鑑賞、韓国旅行など(子育て女性:無職 42歳)
・ジュエリー(独身女性:有職 43歳)
・リッチな外食、のんびり温泉旅行(子離れ女性:有職 55歳)
・エステ、日帰り温泉など時間に拘束されない自由な時間を過ごす(独身女性:有職 55歳)
・プチ贅沢な国内旅行(DINKS:67歳)
・ホテルのランチビュッフェ、おしゃれなお店で飲む(独身女性:有職 36歳)
・少し高価な化粧品を買う(子育て女性:無職 38歳)
・スイーツ旅行(独身女性:有職 37歳)
・友達とバイキングやランチに行ったり、デパ地下で高級なお菓子を購入します(DINKS:29歳)
・子どもを親族に預けて、友達や旦那と少し高いご飯を食べにいくこと(子育て女性:無職 30歳)
・少し高い化粧品(スキンケア用品)を購入したり、洋服を買ったりする(子育て女性:無職 26歳)

Q8.3年前と比べて、「ご褒美消費」の金額に変化はありますか

Q5の「自己投資」と同様、「ご褒美消費」をしている女性に、3年前と比べてその金額に変化があるかを尋ねた。全体では「増えた」が約半数の49.2%を占め、自分へのご褒美に積極的な女性像が浮き彫りになった。さらに、「増えた」の割合を属性別に見ると、自己投資同様に有職の独身女性で52.7%、有職の子離れ女性で57.9%が目立って多い。

Q9.あなたはお買い物をする際に、値段が高くても気に入れば衝動的に買ってしまうことはありますか

消費行動の一つ、「衝動買い」について質問。その結果、衝動買いをすることが「ある」と回答した人が「よくある」「時々ある」を合わせて47.5%となり、半数近くの女性が衝動買いをしていることがわかった。とくに有職の独身女性と有職の子離れ女性の半数以上が、「値段が高くても気に入れば衝動的に買ってしまうことがある」と回答し、ショッピングに積極的である様子が明らかになった。

Q10.あなたはスキルアップをしたいと思いますか

スキルアップをしたいと思うか尋ねたところ、全体の6割以上(66.0%)が「スキルアップをしたいと思う」と回答した。

Q11.あなたがスキルアップをした先に求めていることとして、あてはまるものをお答えください

スキルアップしたいと思っている女性、計1122人(対象者全体の66.0%)に、自身がスキルアップをした先に求めていることについて尋ねたところ、最も多かった回答は「自分自身の成長」が39.4%で約4割にのぼった。続いて「現在の仕事でのさらなる飛躍・向上」が20.2%となった。女性たちは主体的にスキルアップをして、自分自身をより高めたいという思いを持っていることがうかがえる。

Q13.あなたは自分磨きやスキルアップをするにあたり情報収集をしていますか

次に、自分磨きやスキルアップをしている人に情報収集をしているか尋ねたところ、8割近くの人が「情報収集をしている」と回答した。

Q14.あなたは自分磨きやスキルアップをするにあたり、どのように情報収集していますか。あてはまるものをお答えください

現在自分磨きやスキルアップを「している」と回答し、かつ自分磨きやスキルアップするにあたり情報収集をしている女性、計897名(対象者全体の 52.7%)に、どのように情報収集しているかを尋ねたところ、1位は「インターネットニュース(キュレーションメディアを含む)」で、その回答割合は約4割となった。同じくインターネット系の「SNS」の回答は13.6%となった。一方で、2位は「口コミ(友人・知人からの勧め)」は18.9%となっている。ネット社会と言われて久しい現代だが、女性たち

Q15.あなたが普段から興味を持っている情報について、あてはまるものをお答えください

普段からどのような情報に興味を持っているのか尋ねたところ、1位は「自分の趣味や興味に関する情報」(63.8%)で、2位以下に大差をつけた。女性はとくに自分の趣味や興味に対して貪欲で、それに関する情報を追い求める傾向にあるようだ。また、2位に「新しいモノ(店舗や商品)の情報」(34.2%)がランクイン。「今流行っているモノ(店舗や商品)の情報」(24.4%)を約10ポイントも上回ったことからも、流行より「最新の情報」に目を向けて行動する様子がわかる。

以上の結果を受けて、世代・トレンド評論家の牛窪恵氏は次のように考察する。

「個人消費や消費意欲がなかなか伸びない」と言われる昨今ですが、女性に限ってはそうでもないようです。とくに今回の調査では、20~60代女性の4人に 1人が「自己投資」を行ない、約7割が「自分へのご褒美」にも消費する様子が顕著に。さらに独身女性(有職)と「子離れ女性(子育てが落ち着いた女性)」 を中心に、いずれもその金額が増加傾向にあること、値段が高くても気に入れば衝動買いをする傾向にあることには、本当に驚きました。

具体的には、旅行や趣味の習い事、衝動買いはもちろん、資格取得や美容・健康のためのヨガ、ジム通いにも積極的な姿が見てとれます。彼女たちの多くはアクティブで前向き、しかも「自分自身の成長」に貪欲で、常に自分を高めようと新たな情報収集も怠らない。私は、彼女たちのように「自分のセンスや感覚、欲求に素直で、自己投資や自分磨きに積極的な女性」を、“育自ウーマン”と呼びます。トレンドの現場では、子育てを通して自分自身も成長する「育児=育自」という考え方が定着しているようですが、すでに女性たちの間でも、子育てしている、いないに関わらず、自分自身を育てる「育自」の感覚が広がっているのかもしれません。

【調査概要】
調査方法:ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式
調査対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国の20歳~69歳の女性
有効回答数:1700名(20代~60代の独身有職者各100名、20~60代の既婚で子どものいない有職者各100名、20~50代の既婚で15歳以下の子どものいる有職者/無職者各50名、40~60代の既婚で16歳以上の子どものいる有職者/無職者各50名)
調査実施日:2016年8月10日(水)~8月19日(金)

文/編集部

@DIME編集部

最終更新:10/9(日) 13:10

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北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。