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本田圭佑が語るハリルJの現状。 なぜ相手は日本にビビらなくなったのか

webスポルティーバ 10/9(日) 19:30配信

 先制点に関してはオフサイドに見えたし、セットプレーからの失点は防げたように見えた。アディショナルタイムでの勝ち越し点は、得点者の山口蛍が「普段ならふかしているんだけど」と明かしており、軌道上にいた酒井宏樹のジャンプがあったからこそ生まれたラッキーなゴールでもあった。予選では勝利が全てという観点からみれば満足すべき結果なのかもしれないし、劣勢を跳ね返す勢いが生まれたという点ではUAE戦よりはポジティブに捉えるべきかもしれない。とはいえ、イラク戦を会心の勝利という人はいないはずだ。

【写真】ビミョーな表情でガッツポーズするハリルホジッチ監督

 日本はこのままでいいのか。この体制、この監督でいいのか。常にこのチームの中心にいた本田圭佑は現状をどう見ているのだろうか。

 試合後の本田圭佑はこう語っている。

「そんな楽観視はしてない。これはこれ、次は次だ、というような切り替えが大事かな、と。本当に次につないだというだけの認識なので、一喜一憂せずに、今日は今日で喜べばいいですが、明日からは切り替えて、オーストラリア戦に向けてチームとして準備したいなと思います」

 本田自身のパフォーマンスも決して評価できるようなものではなかった。前半から”消えている”時間帯が多かった。それでもハリルホジッチが81分まで引っ張ったのは、ひとえに過去、どれだけ消えていても決定的な仕事をしてきたという実績があるからだろう。

 自身への評価について問われると「うーん」と言い、頭をめぐらしてから言葉を継いだ。

「体が動いていないという感触は特になかったですけど、そんなに……。決めるところを決めていればとか、細かいところのニュアンスにはもちろん反省点はあります。課題はいつも通りあるかなと。ただ、それが普段クラブで試合に出てるから、出てないから(ということが影響しているとは)特段気になったところはあまりなかったですけどね」

 ずいぶん歯切れが悪かった。80分には原口元気のクロスから決定的なヘディングシュートを放ったが、ポストに弾かれている。確かにこれが決まっていればだいぶ印象は変わったに違いない。だが紙一重の差でゴールは決まらず、コンディション不良の方に目が向いてしまう。とはいえ、本田はこれまでもミランで、監督交代のたびに出場機会を失う経験をしてきた。「それほど気にしていない」と本人が言うのは、”結果”さえ出せればいいという感覚なのかもしれない。

 もうひとつ、イラク戦や初戦のUAE戦で気になったのは、日本の出来もさることながら、相手が自信を持ってプレーしていることだ。日本のホームで、相手が前がかりに攻め上がるシーンなど、前回大会の予選では見られなかったはずだ。相手が日本にビビらない、力の差をさほど感じていないという現状を、本田はこう捉えている。

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最終更新:10/9(日) 19:30

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