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「豊洲の盛り土」問題よりアツい「川崎盛りサウナ」問題!?サウナの未来について考える

@DIME 10/9(日) 18:10配信

 久しぶりに文句を書く!!

 川崎駅近くの『R(仮名)』というサウナに行った時の話だ。この施設はサウナーの間でも特に話題に上がるようなこともなく、

「行ったことあるよ」

 という人の話すら聞いたことのないサウナだったんだが、個人的には1年以上前からちょっと気にはなっていた。

 ってのも! 店の公式フェイスブックを見ると、2015年の春頃に“サウナがロウリュウとして完全復活!!”なんて投稿があって、フィンランドのIKIサウナっぽいタワー型のサウナストーブが設置されてる写真がドーンと張ってあるのだ。

 なおかつよく写真を見れば、サウナストーンは自然の香花石じゃなくてセラミック製。

 普通これを見たら、

「“ロウリュサービス(店員がパタパタやるヤツ)”か“セルフロウリュ(客が自由にサウナストーブに水を掛けられるヤツ)”かわからないけど、そのどっちかが体験できるようになったんだ!」

 と思うはずだ。タワー型サウナストーブってのはロウリュを効果的のためにするようなデザインだし、セラミックのサウナストーンっていうのはロウリュへの耐久性が強い石といわれている。こりゃもうロウリュだ! とオレも思ったんだが、フェイスブックの文章がなんかおかしいのだ。

“サウナがロウリュウとして完全復活”……“ロウリュ”が“ロウリュウ”表記になってるのはどうでもいい。“サウナがロウリュウとして”という表現にヘンテコリンな感じがしてしょうがなかったのだ。

 “ロウリュ”とは、“行為”を示す単語であって、ストーブなどの設備を示す単語では絶対にありえないからだ! 

 最近よくいう“違和感”ってヤツですよ。この違和感って単語、最近なんでもかんでも使うヤツ多いけど、いや、いやもうこれに関しては間違いなく正確な使い方としての“違和感”であった。

『そして公開された市民の知らなかった現実』

 おまけにロウリュを行っているなら、そのフェイスブックで“ロウリュサービスは○時と○時と○時の1日三回です”みたいな告知があるに違いないが、それもない! 

 ないってことは“もしや常時セルフロウリュ可能?”という来たいもないわけではないが、どうも先程の違和感からくるのは、ロウリュという単語への理解不足で、それもあんまり期待できそうにない。
 
 そんな印象があったんで、気にはなってたが足を運ばないまんまだったけど、先日ついにいってきた。

 案の定だった。
 
 セルフロウリュもロウリュサービスも、なァ~んもなかった。ただロウリュには適したタワー型のストーブがポツネンの宝の持ち腐れ的に置いてあった。

 ただ! このサウナの名誉の為に書いておくと、サウナ室のセッティングはけっこういい。温度は100度弱の高温で、それに適した湿度もある。もしかすると時々、スタッフがストーブに水をかけているのかもしれない。

 でも客の前で、もしくは客の手で、すくなくてもオレの行った日にロウリュはおこなわれていなかった。あとで、この施設のフェイスブックをよく調べて見ると、過去に一回、イベントとしてロウリュサービスを行った日が1日あったのを確認したけれど、常時行われてはいないようだ。

 それなのに、このサウナをホームページをよく見ると、こうも書いてある。

”最新式ロウリュウサウナで心も体もリフレッシュ!!”
 
 しつこいようだけど“ロウリュウ”でも“ロウリュ”でもどっちでもいい。たしかにサウナストーブはロウリュに適したヤツが設置してあるけれど、ロウリュに関する行為が客の前で日常的に行なわれてはまったくいないのにこの表現は絶対におかしいでしょ?

 わかりやすくいうと、航空会社が、

“超音速旅客機導入!!”

 と銘打っておいて、実際は超音速では運航してないのと一緒じゃないすか?

 誇大広告というか、話を盛りすぎてるとしか思えない。豊洲の盛り土問題どころか、盛りサウナ問題ですよ、これは!! 

 まぁあんま文句ばっかいうのも中高生の童貞ブロガーみたいでカッコ悪いからもういわない。でもホームページでロウリュ(ロウリュウ)って書いてるんだったら、客の前で、いや客の手で本当にやれるようにしちゃいましょうよロウリュ!!

 こっから本気の提言に記事は突入していく!

『実現可能な未来のサウナへの提言!』

 いわゆるアウフグースのようなロウリュサービスを日常的に日に数度行なうっていうのはスタッフ的な問題もあるでしょうから、いきなり「ヤレ!」っていわれてやるのは難しいと思いますよ。それはよくわかってます。

 じゃあさぁ、もういっそのことセルフロウリュ可能にしちゃえばいいじゃない!!

 たしかにセルフロウリュをサウナ施設で行なうのは、客側のセルフロウリュに対する理解不足もあって色々と難しいかもしれない。でもひとつひとつその問題も解決していきましょうよ。

 まず客が好き勝手にバンバン水を掛けすぎちゃう問題。

 実際に客がロウリュを無軌道にやりすぎて、湿度を上げすぎ、体感温度が高くなりすぎちゃう辞退が勃発したって話はよく聞く。それを理由にセルフロウリュを辞めたっていうサウナもあるらしい。

 また、サウナストーブが壊れるんじゃないか? という心配もサウナ側にはあるだろう。

 これはもう、バケツに入れる水を少な目に入れておいて、そのバケツやサウナ室にこういう注意書きを書いておく。

『ロウリュ用のバケツの水はスタッフが定期的に補充します。水がなくなった場合、勝手に水を補充してのセルフロウリュはお止めください』

 でもって、たとえば1時間にバケツ半杯くらいの水しか使えないようにしたければ、1時間に一回、スタッフがサウナ室のバケツに水半杯だけ補充する。

 これで一定時間にロウリュできる水の量を制限するワケですよ。なおかつラドル……ヒシャクのことね。ラドルも入る水の量が少なめのヤツを用意しておく。これでバンバン掛けちゃう問題ってかなりなくなると思うんだけどな~。

 あんまり注意書きがいっぱい貼ってあるっていうのも粋じゃないけどさ、ロウリュっていっておいてロウリュないよりは、ずっとイイと思うの。

 なかにはこんなこと書いても勝手に水汲んじゃうような輩がいるかもしれないが、そういう輩は、セルフロウリュが不可といっても、勝手に手桶かなんかでセルフしちゃうようなヤツだから、ほとんどいないと思った方がいい。客を信じる方がイイ!

『サウナの聖地になりうるポテンシャルを活かせ!』

 ストーブが壊れるっていう問題に関していえば、この川崎のサウナならば、ストーブはタワータイプだし、サウナストーンはセラミックだし、もうロウリュをバンバンしてくれって前提の設備だから、問題はほとんどないと思うんだけどな~。

 フィンランドなんてもうのべつまくなしロウリュしてんだもん。

 あともうひとつは、客がヤケドしちゃう問題。水をかける量がすくなければ、あとは顔や手をストーブの上に持ってちゃうようなことがない限り大丈夫だとは思うけど、どうしても心配ならば、ストーブ回りの柵を、ラドルは入るが、頭は入らないようなデザインかつ高めにする。ただ、このサウナに関しては、もともとストーブも柵も高いんで今のままでも問題ないと思う。どうしても不安ならば、ベンチ側の柵をもうすこし高くしてもいいかもしれない。

 もう以上の方策でセルフやっちゃえば? 投資金額はラドルとバケツ代金と、根には念を入れた場合の柵の工事費くらいだし、湿度上がる分、ストーブの設定温度も下げた方がいいので、むしろ燃料費は安くなるかもしれない!

 この2ツの方策は、このサウナに限らず、どのサウナでもできるんじゃないか? とオレはズ~ッと思ってんだけど、どうなのかね?

 多分今、セルフロウリュができるサウナって都内だと一軒くらいしかないでしょ? ちょっと前まではあと2軒あったけど、今辞めちゃってロウリュサービスだけになっちゃったしね。そうなるとセルフロウリュが出来るサウナって、ものすごいセールスポイントだと思うんだけどな~。

川崎駅近く『R(仮名)』に関してはもう少し提言がある! セルフロウリュ可能にしたら、もう少し水風呂冷やしましょうよ。チーラーの電気代ってのもバカにならないと思うんで、せめてあと3度ほどどうにか下げていただけませんか? そしたらちょっとした塩素臭も目をつむる。

 だってここの水風呂、すごい広いんですよ!! それであの生ヌルさってのは、タワー型ストーブと同じくらい宝の持ち腐れ!! これで15度くらいだったら、そうとうキますよ!! でもそれにはあと6度下げないといけないんだけど。

 あと小さな露天風呂スペースを外気浴できるように、岩風呂潰してイス置くっていうのはサウナー的には理想だけど、あの露天風呂は好きな人はすきだろうから残しておいて、それより今使ってないアカスリスペース!! あの場所も宝の持ち腐れじゃないか?

 あそこ、休憩スペースになるよな~。なにしろ今現在、水風呂後の休憩する場所がまるでないから。

 あそこにクーラー入れて冷やして、サキューレーターで風を循環させて、安いデッキチェア置いて、外気浴風に体冷やせるようにする。で、もしもまだ金があればミスト撒く装置も入れる。

 タワー型ストーブ、デカイ水風呂浴槽、使ってないスペース。その3つをうまく運用すれば、サウナ室・水風呂・休憩というサウナ三大要素の全てが理想状態で三つ揃い! もう新しい関東のサウナの聖地といってもいい施設になっちゃうかもしれない!

 それがすぐにできちゃう施設をすでに持ち合わせてる『R(仮名)』! 本当に今日本一惜しいサウナ。

文/カーツさとう

@DIME編集部

最終更新:10/9(日) 18:10

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