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語っていいとも! 第31回ゲスト・内山高志「ホモじゃねーのかって言われてますけど、全然ノーマルですよ(笑)」

週プレNEWS 10/9(日) 12:00配信

あの国民的バラエティ番組のスピリットを引き継ぎ“友達の輪”を!とスタートした『語っていいとも!』。

【画像】明るい表情で赤裸々に語る内山高志

前回、芸人で南海キャンディーズの山崎静代さんからご紹介いただいた第31回のはゲストは元WBA世界スーパーフェザー級チャンピオンの内山高志さん。

今年4月27日、パナマのコラレスにまさかの2RKO負け。11回連続で王座を防衛し、具志堅用高の13回という日本記録更新を目前に衝撃の敗戦から5ヵ月…。

前回に続き、復活を宣言する心情とともに自身のありのままを吐露(とろ)してもらったーー。(聞き手/週プレNEWS編集長・貝山弘一)

―そういうキツい部分を周りに見せたくない美学もあって、言い訳がましいのがイヤなんですかね。

内山 あ、イヤです! 本当になんか「減量失敗したから負けた」とか言うやつとか大嫌いですね。自分で有利にやるために減量したわけで、それで失敗したって違うだろって。

―そういう考え方や理想みたいなものはいつ頃からなんでしょう。例えば、目指す人とか影響を受けた人は…。

内山 特にいないですね。昔、ボクシング始めた高校生の頃とかは全然自覚なかったんですけど。25歳でプロ入ってからぐらいですかね、やっぱり世界チャンピオンになるためには、こうしないとああしないとってすごい考えるようになって。

アマチュアでやってた頃は会社に勤めながらで、勝っても負けてもそんなに…負けたからといって、給料が出なくなるわけじゃないし、なんとなく生活ができちゃうので。もちろん、勝ってオリンピックに出られれば全然違いましたけど。

でも、プロ入ったら世界チャンピオンにならないと稼げないし、意味がないっていうのがあるので。そのために何がなんでも世界を獲ろうって。そっからやっぱ変わりましたね。

―それで言うと、キャリアとしては大学ぐらいまでそれほど顕著な目立った活躍でもないんですよね。どちらかと言うと、上にボコボコにされてたそうで。社会人でもオリンピック出場が叶わないまま、そこで挫折しても不思議はなかった…。

内山 そうですね(笑)。だから、どこら辺からですかね。もちろんプロに入った時は世界チャンピオン獲るっていうので入りましたけど。昔から目標すごく小さかったんで…。

―えっ、小さかったんですか?

内山 すごい小さかったんです。高校生の時なんか優勝は絶対無理だから、別にもう試合出られればいいや、ぐらいで。県大会出られるようになったら、じゃあ優勝したいとか。優勝したら、今度は関東大会出られるなら1回戦負けでもいいやとか。

そういう感じだったんで、今度は全国大会出たいなとか、やっぱ全国大会出たら1回戦ぐらい勝てばいいかなとか、結構小さかったです(笑)。

―ちょっとずつ目の前のハードルを越えていった感じですか。

内山 そうですね。大学の時も一番でかい大会の全日本選手権…それも本当にまさか優勝は100%絶対無理だと思ってたんですけど。大学4年の時に気がついたら優勝してたんで。そっからまたオリンピック目指そうと。本当ちょっとずつちょっとずつですね。

―その時々の分岐点をポイントポイントでクリアしてきた結果なんですね。

内山 目標達成したら、じゃあ次は全日本選手権で決勝まで行きたいなとか。決勝まで行ったら優勝したいなとか。本当に1コ1コでしたね。それを踏んで行って最後、オリンピックでダメだったんで。約1年間ぐらいは、あんま伸びていく実感がなかったです。

で、これ以上無理だなと思って…。やっぱりアマチュアの練習も結構キツいんですよ。夏休みもないし、冬休みもないし、夏なんかみんながバーベキューとか海行ってる時に、僕らは離れたところで1ヵ月間とか合宿やってたんで。クリスマスや正月とかもないですから、もういいかなと(笑)。

―そこで1度引退を決めて、やめる選択もあったんですね。まぁ、そもそも大学の最後で負けてたら…。

内山 なかったと思います。就職決まってたんですもん。内定決まって、その2週間後に全日本選手権あったんで、出たら優勝しちゃったんです。そしたら周りからも「続ければ」って。優勝すると、次の年からは日本代表として海外試合行けるんで、今度は「海外行ってみたいな」というのがあって、先延ばししようって。

で、四国の会社に1年間だけ入って。そこで全日本と国体を連覇したんで、じゃあやっぱり続けようってなって、東京戻って来て。またサラリーマンしながらやってたんですけど、でもやっぱオリンピックには出れなかったから。

―それで、もういいかなと思いつつ、結局、プロ転向を決意したわけですよね。

内山 やっぱりオリンピック出れてたら満足して、絶対プロの世界に入ってないです。出れなかったんで、結局、引退を決めて半年ぐらいしたら出てきちゃったんです。次やるんだったらプロでやりたいなって。

―やり残し感のほうが勝ったと。そのプロで続ける覚悟として、より厳しく自分を追い込むようになったんでしょうか。

内山 ほんとそうです。プロ入った頃はアマチュアより自由にできるんで、練習も休みも自分次第ですし。その代わり、結果出なければ生活できなくなるんで。賭けっちゃ賭けですよね。ただ、僕はプロで世界チャンプになってやるって気持ちしかなかったので。

25歳ですし、崖っぷちじゃないですか、会社辞めて。結局30超えて、引退ってなった時にボクシングしかやってこなかったらまともな職ってあるのかなって(笑)。

―それこそボクシングじゃ食っていけないとか。1回チャンピオンになったぐらいじゃって感じもあったでしょうしね。

内山 そう。だから、そこらへんの必死さはありましたよね。

―本当にそのひとつひとつの繋がりで、実は気付いてみたら11回の王座防衛まで行き着いていたと。

内山 だから逆に言ったら、自分でもまぁできたほうかなと思いましたよ。

―でもそういう意味では、やはり落とし穴というか。目の前の1コ1コを積み重ねてきたのが、11回の次の12より先の防衛記録の13を見ちゃったような…。

内山 全くそれまでは記録を意識しなかったんで。だんだん近付いてくると「あれ、これいっちゃうのかな」って、そういうことは思っちゃいましたね。でも、やっぱり後は実力ですよ。相手のほうが上手だったんで、そこをちゃんと認めて。だからこそ、もうちょっと対応すれば次は絶対いけるって自信はあるし。

―まだ発表はできないとはいえ、年末目指してリベンジできればですね。

内山 いや、ほんとまだ決まってないです、全然。一応、毎年やってるんで、そこの枠にうまく入れればいいなっていうのはありますけど。

―それこそモチベーションの話でいうと、以前から目標にしていた海外でやりたいとか、ラスベガス、マカオでのビッグマッチをというビジョンは…。

内山 それはありますよ。逆に自分に価値が残っているのであれば、向こうから話がくればやりたいですね。もう後は記録どうこうもないですし、何も気にしないで楽しんでできるんで。もし向こうでやるとなれば、楽しめたほうがいいし。存在感見せつけたいなって。日本から来た内山って強えーな、おもしれーなっていう風になりたいとは思います。

―それこそタイトル的にはいろんな賞やMVP的なものを獲り尽くしたわけで。後はボクシング人生にやり残し感がないようにという。

内山 そうですね。別にタイトルじゃなくてもおもしれーなっていう試合ができたらいいなっていうのがありますね。

―その中でも、今あえてやれるんだったら、どういうシチュエーションで誰とっていうのは…。

内山 やれるんだったら、とりあえずは(前回コラレス戦の)リベンジですね。やっぱそんないい気分のまま終わってほしくないっていうのがあるんで。まずはやり返したいっていう気持ちです。まだその先は考えられないんで、とにかくリベンジしたいなと。2ラウンドしか動いてないで、疲れないでベルト持ってくんじゃねーよって(笑)。

―ははは、でも本当にまさかの2Rでしたから…自分が一番、狐につままれたような。

内山 キョトンですよ。ダウンした時とかも「いやいや、待てよ。レフェリー止めんなよ」とか思いながら(笑)。倒れた時に「やべーな、こんなことあんだな」って、結構自分でも悩んで考えてましたから。

実感も全然ないですし。相手としてはめっちゃ嬉しいだろうと。2ラウンドしか動かないで勝っちゃったっていう。

―(笑)。ちなみにプライベートの生活部分では、その影響で意識が変わったとか、人生観みたいなものに変化はありました?

内山 今のところ何も変わってないですね、本当に。全然、なんか変わってないな。

―以前のインタビューでは「僕は守るべき家族もいないし自分のためでしかない」という話もされていましたが。

内山 あ、今も変わらないですよ。趣味でやってるというか、趣味が仕事になっちゃってる感じなんで(笑)。別に誰のためって思ったことないし。

―それこそ先日の長谷川選手の王座返り咲きでは、逆に穂積さんが長男に抱え上げられたりするのを見て何か思ったりは…。

内山 家族を持ってる人たちはそういった重みがあるのかなって思いますけどね。その前に、こんなに(子供が)デカくなってたの?と思って。びっくりしました(笑)。

―それはみんな思ったのでは(笑)。13歳で穂積さんより大きいっていう。でもそういう家族を力にみたいな羨ましさはないですか?

内山 特にないですね。結婚もまだなんで、ホモじゃねーのかって言われてますけど(笑)。

―あははは、それこそネットとかでも内山高志はなぜ結婚しないのかって、余計なお世話だよっていうぐらいに詮索されてますよね。

内山 実はどうなんですかって結構、マジ顔で言われることあるんで。全然ノーマルですよ(笑)。

―ははは、でも結婚とかはまだ現実的じゃない?

内山 そうですね、まだイメージできないですね。やっぱり自分が割とわがままで、結構神経質なんで。自分がこう思ったらこう動くっていうタイプですから。あんまり予定とかにも流されないタイプだし、目上の人との食事とかでも「すみません、明日早いんで」とか言っちゃうほうなんで。

―女性に合わせて振り回されるタイプではないと。

内山 それはないですね(笑)。全然マイペースで自分の生きたいように生きるタイプなんで。

―ではそれをわかって逆に合わせられる女性じゃないと、と。でも今の立場で言うと、そうやって周りの目もあるし、おつきあいするのにも気を遣って難しいですよね。

内山 あ~、それはありますよね。だから普通に友達と外いても、やっぱりあんまりハメを外さないというか。気を遣うことが多くなりましたよね。

―それこそ、自分の美学的にもそんなの見つかったらカッコ悪いみたいな(笑)。

内山 いやでも、友達とかの中ではそんなことないですけど、ジムの中だとそんな感じでいなくちゃいけないなっていうのがあるんで。常に気張ってる部分はありますね。

「やっぱ内山さんってこういうところすごいな」とか、ジムの選手に見られてるっていうのはわかってますから。だからやらなくちゃいけないし、練習だけじゃなくて、挨拶とかも率先して自分が一番やるようにしてるんで。そういうことは気遣いますね。

―そういう意識で周りを育てる立場でもあり。先ほどの話では次の一戦しか考えられないということでしたが、それこそ、まだその先の第二の人生をイメージしたりは…。

内山 考えたりはしますよ。引退したら何するんだろうとか。何やるかわからないですけど、結構考えますよね。逆にまた違ったことを好きにできるんで、なんかやりたいなってことがあったらすぐにでも行動できるし、それは楽しみですね。まぁ、必死にはなると思うんで。

―やっぱり、こだわりの肉関係ですかね(笑)。

内山 そういうのたぶんやっちゃうと思いますね(笑)。

―ははは。でもそこに家庭像はまだないんですね。お母さんにも結構言われるみたいな話をされてますけど。

内山 それはまだイメージ湧かないですね。母親からは、ちょいちょいありますけど。この間、負けた時点で安心してましたからね。もうこれで引退するんじゃないかって(笑)。

―ようやく解放されて、結婚とか普通の生活をしてくれるんじゃないかと(笑)。

内山 やっぱりあんまり長くやってほしくない感じはあるんで。今回はこれで本当に負けて引退してくれると思ってたみたいなんで(笑)。

―母親としては安心したいでしょうから。でも、自分でもう限界だとか、これ以上モチベーションがないということなら終わりなんでしょうけどね。

内山 まぁ本当に「あぁ今日、練習面倒くさいな」とか思い始めたらもうダメっすね。あと、サボったりしたら精神的にも弱くなってる状態なんで。戦える気持ちではないなと。そういうのが出てきたら引退の時期かもしれないです。

―我々ももちろんそうですし、まだまだご自身も次が楽しみということで。

内山 今はそうですね。まぁ、後は相手がどうなるか。決まればいいなと思いますけど。ただ、早くやりたいっていうのもあるんですけど、まだ自分も完璧に上がってる状態じゃないんで。練習始めて、6月ぐらいから結構ガチガチでやってるんですけど、やっぱりこう、精神的にもまだ負けた余韻(よいん)を引きずりながらだったので。

最近になってだんだん上がってきたんで。あと数ヵ月すれば、前回以上のすごくいい状態にいけるんじゃないかなとは。

―理想のチャンプとして、また復活への期待が大きいですし。ほんと山川豊さんもでしたけど、内山さんのことは皆さん絶賛してべた褒めなんで。

内山 ありがたいです(笑)。でも全然ですよ、本当にそこらへんの37歳です。昔からの友達にも「おまえのイメージ、なんでいつの間にか、あぁなっちゃってんの?」みたいな。

たぶんボクシング界にそこまでまともなやつがいなかっただけじゃないですか(笑)。普通にしてたらそれが意外とまともじゃん!っていう。

―まぁエキセントリックで個性的なキャラは多いですからね(笑)。…では最後にお友達を紹介していただく前に、好みの女性のタイプを芸能人でいうと?

内山 それもなんか変なこと言って、自分が誰々のことが好きだみたいになっちゃったらイヤじゃないですか(笑)。

―それも美学に反しますかね(笑)。確かにすぐネタで広がっちゃいますし…。

内山 なんとなく雰囲気で「絶対この人は性格いいだろうな」とか、見るだけじゃわからないですよね、そんなのは。だから、僕はパッと見てっていうのがないんですよ。

―いやいや、そこまでツッコんでしまい…すいません、ざっくばらんすぎて(笑)。

内山 いや、全然全然! 大丈夫です。

―ではまたチャンプに返り咲いた後もですし、新たな商売をされる時まで事あるごとにお話させていただければ(笑)。

内山 わかりました、是非是非! その時は宣伝よろしくお願いします(笑)。

―次のお友達は元プロレスラーの小橋建太さんということで伺ってますが、メッセージはあるでしょうか。

内山 そうですね。無沙汰しております。お身体の調子はどうですか? また是非、お食事ご一緒させてください!と。

―了解しました。ではお伝えしますね。本日はありがとうございました!

(撮影/塔下智士)

●第32回は『ゲスト・小橋建太「やっぱり自分だけの人生、命じゃないって…」』

●内山高志
1979年11月10日生まれ、埼玉県出身。プロボクサー。ワタナベボクシングジム所属。高校からボクシングを始め、名門である柘植大学に進学。大学では補欠にも選ばれず、悔しさをバネに努力を続け、全日本アマチュアボクシング選手権大会で優勝。卒業して就職後も、国体含めアマチュア4冠を達成。その後、05年7月にプロデビュー。10年には、WBA世界スーパーフェザー級王者に。日本では歴代2位となる11回連続防衛の記録を保持。

最終更新:10/24(月) 10:56

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