ここから本文です

ママ友の車に轢かれた子供の悲しい事故 どう防いでいくべきか

NEWS ポストセブン 10/10(月) 7:00配信

 9月24日午後1時前、時折強く雨が降る肌寒い空気の中、小さな小さな柩が、一軒の家から運び出された。

 亡くなったのはこの家に住む松野祐貴さん(仮名、39才)と妻・光子さん(仮名)の長女・のぞみちゃん(仮名、享年1才9か月)。その3日前の9月21日午後4時15分頃、自宅からわずか400mの場所にある複合施設の駐車場内で、のぞみちゃんは息を引き取った。光子さんの友人、瀬川千香さん(仮名、36才)が運転する車に、光子さんの目の前ではねられて――。

 事故が起きた複合施設のキャッチコピーは“街のげんきの素!”。3階建ての同施設は、市民交流・子供育成・保健衛生・健康づくりの4つのゾーンに分かれており、市の保健所をはじめ、図書館や小さな子供が遊べるプレイホール、温水プールにトレーニングジムなどが完備されている。大人から子供まで楽しめるということもあり、市内でも人の出入りが多い場所のひとつ。220台分の駐車場は満車になることも少なくないという。

 現場となった駐車場近くで自営業を営む地元住民が当日の様子を振り返る。

「救急車が来て、あぁ、事故かぁと思って外を見てみるとすごい人だかりができていて、駆け寄ると、小さな女の子がぐったりとしていてね…。頭の左側から頬にかけて血がベッタリと、あんな小さな顔にこんなに血が出るのかっていうぐらいついていて…でも首から下はきれいなのよ。それであんなに小さな体に3、4人の救急隊員が交代しながら一生懸命心臓マッサージをしているんだけど、女の子はまったく動かなくてね…」

 その日、何が起きたのか。関係者の証言をまとめると次の通りだ。

 21日昼頃、光子さんは、のぞみちゃんとこの春に生まれたばかりの下の赤ちゃんを連れて、瀬川さんが運転する車で出掛けていた。その帰りに光子さんらは複合施設に行く用事があり、瀬川さんはそこまで送っていくことに。「今日はありがとう」と、光子さんが運転席にいる瀬川さんに手を振って、まず車から降りたのはのぞみちゃん。続いて、下の赤ちゃんを抱いた光子さんが車から降りた。

1/3ページ

最終更新:10/10(月) 7:00

NEWS ポストセブン

Yahoo!ニュースからのお知らせ