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家庭内のもやもや・イライラは「会議」ですっきり解消させる

Wedge 10/10(月) 12:10配信

 前回はチェックリストを活用して、お子さんが出来ていることを認める、褒めるアプローチをご紹介しました。リストは徹底的に具体化して、お子さんが実行しやすくしてあげること、出来るイメージがわくものにすることがコツでしたね。

 生活に早速取り入れてくださった方は、親子バトルがずいぶん減ったのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

“評価”するならまず“基準”から

 チェックリストの活用をお勧めする一番の理由は、親の「“ちゃんと”やったの?」と子どもの「やったよ」とがかみ合わない問題を、解決してくれるからです。

 今日もどれだけ多くの家庭で、

(親)「宿題、ちゃんとやったの?」
(子)「やったよ~」
(親)「どれ見せてごらん」「なにこれ、こんなんでやったことにはならないでしょう!」
(子)「なんで! ちゃんとやったもん! フンっ」
(親)「もっと“ちゃんと”やりなさい!」
(子)「うるさい!!」

 と、不毛な親子バトルが繰り広げられていることでしょう。

 このバトル、子どもは悪くありません。かといって、親も悪くはありません。“ちゃんと”やれていないものをそのままにしてしまうのは、お子さんのためにならないのですから、指摘して修正できるように導くことが大切です。それは間違いありません。

 ではなぜ喧嘩になってしまうのか。

 それは、親の「ちゃんと」は、子どもには「ちゃんと」伝わらないからです。

 言葉遊びみたいになりましたが、「ちゃんと」という言葉は、手順の正確さや完成度などを評価する言葉なのですね。

 「良い・悪い」「できた・できていない」を判断しているわけです。

 ビジネスに置きかえて考えてみましょう。「評価」は、あらゆる場面で付いて回りますよね。「業績評価」「人事評価」「品質評価」etc. 

 さて、皆さんが「評価」される場合、まず気になることはなんですか? 結果はもちろんそうでしょうが、その前に、「評価の基準」が気になりませんか?

 基準も示されないままに、仕方がないから自分なりに考えてやってみて、後になって「あれが足りない、ここは意図と違う、そこは当然○○してくれると思っていた」とダメ出しされたら、どんな感じがしますか?

 大いにストレスを感じるのではないでしょうか。納得できないし、腹も立ちますよね。

 なぜなら、相手が一方的な基準で自分を評価してくると、人は、自分が独立した一個の人格としては尊重してもらえていないと感じるからです。

 同じ人からそういった一方的評価を何度も受けると、その人に対する信頼感も薄れてしまいます。「また自分勝手なダメ出しですか。もう好きにしてください」と投げやりになるかもしれませんね。

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最終更新:10/10(月) 12:10

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