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勝利の鍵はGK西川の的確なコーチング 豪州戦の急造最終ラインを「上手くコントロールしたい」

Football ZONE web 10/10(月) 11:10配信

酒井宏が出場停止処分、長友が脳震盪でチームを離脱

 日本代表GK西川周作は、11日のワールドカップアジア最終予選の敵地オーストラリア戦に向けて「ワンプレーで流れを引き寄せなければ」と、一つのプレーが勝利を奪うカギになると気を引き締めている。

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 このゲームでは、6日の本拠地イラク戦でDF酒井宏樹(マルセイユ)が通算2枚目のイエローカードを受けて出場停止になる。また、7日の国内最終調整となったトレーニング中には、DF長友佑都(インテル)が脳震盪を起こしてチームを離脱した。メンバー変更を余儀なくされ、急造の最終ラインが予想されるなか、西川は前向きなコーチングが重要だと話している。

「一人一人の経験は違うので、試合当日の感情がどうなるか分からない選手もいると思う。そこは上手くコントロールし、僕は味方が気持ちよくプレーできるコーチングをして、チームをポジティブな方向に運びたい」

 日本代表で長らくGKを務めてきた川島永嗣は、どちらかと言えば強い感情、時に怒りとも取れるものを表現するコーチングが目立つタイプだった。一方の西川は“笑顔の守護神”と呼称されるほどに、後ろから安心感を与えようとするタイプだ。

 浦和で同僚のMF柏木陽介やDF槙野智章も、西川が後ろから自信を与えるような声を出してくれる選手だと話す。バヒド・ハリルホジッチ監督のメンバー起用は分からないが、西川は経験の浅い選手が出場したとしても、その選手の長所を引き出すコーチングを心掛けるという。

西川の“伝家の宝刀”で難敵撃破なるか

 一方で、試合における勝負の厳しさに関しては、一つのプレーを全ての選手が大事にしなければいけないと話した。

「何か一つ、ワンプレーで流れを変えなければいけない状況はあると思う。僕だけでなく、それぞれがワンプレーでチームの流れを引き寄せることを意識しないと、勝つことは難しい」

 西川は常々、GKというポジションについて「自分次第でチームを勝利に導くことができるし、『ここぞ』という時に止めることでGKが試合を決められると思っている」と語っている。このオーストラリア戦でも、西川のセービング一つで一気に試合の流れが傾く可能性は十分にある。

 そして、西川がボールをキャッチすれば、正確無比な低弾道パントキックも大きな武器だ。自身も「前の選手も僕の特長を理解してくれている。ボールを取った後のカウンターで素早くつなげたい」と“伝家の宝刀”を抜く構えだ。

 勝負を分けるワンプレーに意気込む西川のセービングと、カウンターの起点になる正確なキックが、グループ首位のオーストラリアを敵地で撃破する原動力になり得るはずだ。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:10/10(月) 11:59

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