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今年の世界4大アニメーションフェスティバル、『水準原点』『サティの「パラード」』が3つのフェスで受賞・ノミネート! やはり同じ作品で“グランドスラム”達成は至難の業?

おたぽる 10/10(月) 21:00配信

 世界各国でアニメーションの国際映画祭が開催されているが、特に“世界4大アニメーションフェスティバル”と称されるフランスのアヌシー、クロアチアのザクレブ、日本の広島、カナダのオタワの各映画祭。9月25日(現地時間)にオタワ国際アニメーションフェスティバルが閉会し、今年の“世界4大アニメーションフェスティバル”の結果が全て出揃った。

 4大フェスのうち、日本作品では短編の『水準原点』(折笠良)がザグレブとオタワで受賞。さらに『水準原点』はアヌシーでもノミネートと、3つのフェスで受賞・ノミネートとなった。

 世界各国でアニメーションの国際映画祭が開催されているが、特に“世界4大アニメーションフェスティバル”と称されるフランスのアヌシー、クロアチアのザクレブ、日本の広島、カナダのオタワの各映画祭。9月25日(現地時間)にオタワ国際アニメーションフェスティバルが閉会し、今年の“世界4大アニメーションフェスティバル”の結果が全て出揃った。

 4大フェスのうち、日本作品では短編の『水準原点』(折笠良)がザグレブとオタワで受賞。さらに『水準原点』はアヌシーでもノミネートと、3つのフェスで受賞・ノミネートとなった。

 このほか2つのフェスで受賞・ノミネートとなった日本作品もある。いずれも短編の『FEED』(岡崎恵理)、『The Eye of The Storm』(平岡政展)、『何も見なくていい』(伊藤圭吾)、『ディスイズマイハウス』(大河原亮)だ。

 それぞれ『FEED』は広島で受賞とアヌシーでノミネート、『The Eye of The Storm』は広島とアヌシーでノミネート、『何も見なくていい』はアヌシーとザグレブでノミネート、『ディスイズマイハウス』はアヌシーとオタワでノミネートである。

 上記のように、複数の映画祭で受賞・ノミネートされるだけでも、充分ハードルは高い。4大フェス全てとなると運を天に任せるほかなく、まさに至難の業と言ってよい。各々のフェスに特色があるだけでなく、その時々の予選・本選での審査傾向に左右されてしまうからだ(しかも広島は隔年開催のため、2年分の作品が対象となる)。

 さらに4大フェスのグランプリの獲得を同じ作品で目指すとなると、至難の業どころではない。過去の例を挙げると、第75回アカデミー賞(03年)短編アニメーション部門にノミネートされた短編の『頭山』(山村浩二)でも、グランプリ受賞はアヌシー、ザグレブ、広島と3つのフェスだった。

 また第81回アカデミー賞(09年)で短編アニメーション賞を受賞した短編の『つみきのいえ』(加藤久仁生)が、4大映画祭でグランプリを受賞したのは、アヌシーのみ。4大フェス制覇の“グランドスラム”を超え、アカデミー賞までを含めた“ゴールデンスラム”となると、もはや想像の及ばない領域といえよう。

 なお4大フェスはアカデミー賞公認であるが、アカデミー賞公認のフェスは実写も含むフランスのカンヌ、ドイツのベルリン、イタリアのベネチアといった世界3大映画祭を筆頭に色々と存在する。もちろんアニメーション作品を実写の国際映画祭へ出品しても問題はない。ただ、アニメーションのみを対象とした国際映画祭は出品料は無料であるものの、実写方面に打って出る場合は、それなりの出費が必要であることも考慮に入れておきたい。

最終更新:10/10(月) 21:00

おたぽる