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映画『GANTZ:O ガンツ:オー』:原作者の奥 浩哉が語る「まだ誰も観たことがない」世界の魅力

ローリングストーン日本版 10/10(月) 11:00配信

アニメ、実写映画とさまざまな形で映像化されてきた人気SFマンガ『GANTZ』。なかでも人気の高い大阪編が、フル3DCGで映画化された。自らもパソコンを使ってマンガを描くなど、CGに造詣の深い原作者の奥 浩哉氏はこの映画をどう感じたのか。その魅力について語ってもらった。

【写真あり】映画『GANTZ:O ガンツ:オー』:原作者の奥 浩哉が語る「まだ誰も観たことがない」世界の魅力

―フル3DCG作品は日本でもまだ珍しいと思うのですが、どういうきっかけでこの企画はスタートしたんでしょう?

じつは、この企画、5、6年前に始まっていたものなんですよ。最初に2、3分のパイロットフィルムを見せてもらったんですが、その出来がすごくよくて。今の日本のCGスタッフでもここまでできるんだと。ちょうど実写映画ができた直後だったんですけど、これはもう実写版を超えてるなと思いました。それで、やってほしいってお願いしたんです。僕が思い描いた『GANTZ』の世界がよりきれいな形で動いているんですから、期待は大きかったですね。

―スタートの時点で監督さんと「この作品はこういう方向でいこう」といったお話はされたんですか。

一切していないですね。なにしろ、当初は監督さんが決まっていなかったんです。誰が監督になるかわからない状態で。結局、パイロット版を作った方(川村 泰氏)が監督をやることになって。僕は打ち合わせもしていなかったけれど、このパイロット版を作った方なら間違いはないだろうと思って、お任せしましたね。

―制作に関して奥先生がご何か意見を言ったりということはありましたか。

話の内容に関してはまったくないですね。完全にお任せです。スタッフの方からデザインのリファイン(再デザイン)をお願いされたので、メカデザインはいくつか見直しました。XガンとXショットガンとYガンとZガンは全部新しくしています。それと、ガンツバイクと巨大ロボの必殺技。フル3DCG用にディティールを増やして、デザインを原作よりも格好良くしました。

制作にあたってひとつだけ僕のほうからお願いしたのは、モブ(群衆などのキャラ)とかメインの人物じゃない人もリアルにしてほしいということですね。騒ぎの中、携帯で写真を撮っている人とか、マンガの中でも気にしてリアルに描いているんですよ。その部分は映画でも踏襲してほしかったので、モブも手を抜かないで、メインキャラ並みに描いてほしいとは伝えました。モブが手抜きされているのを観ると"お金がないんだな"と感じてしまいますからね。

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最終更新:10/10(月) 11:00

ローリングストーン日本版

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