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仕事とプライベートの区別なんてなくてもいい

JBpress 10/10(月) 6:00配信

 あらためて、私が独立をしたのは何のためだろうと突き詰めて考えてみると、世界を変えるとか誰かを救うとかいうことはいったん脇に置いておくとすれば、より充実した人生を楽しみたかったからです。そのためには、仕事と遊びの境界線を無くすのが理想的だと考えています。

■ 遊ぶように働き、働くように遊ぶ? 

 暗黙の了解のように、仕事とは「辛いけれども我慢して時間を売り、給料をもらう行為」であり、遊びとは「お金にはならないけれども、やりたいように楽しんでする行為」であるという考え方があります。まあ、言葉の意味としては概ねそういうことであり、それほど異論はないのではないでしょうか。

 では、なぜ仕事は「辛い」のでしょうか。それは恐らく、他人から強制されてやっているからでしょう。自分の利益のためではなく、他人の利益のために、必ずしも自分がやりたいことではない仕事もやらなくてはならないからだと思います。言い換えると、仕事とは「他人の人生を生きている時間」であるから楽しくないのです。

 一方で、遊びはなぜ「楽しい」かというと、それが純粋に自分のためだからでしょう。他人に強制されておらず、やりたくなければやらなくてもよい。やりたいことだけをやっていれば、楽しくないはずがありません。逆に言うと人は皆、楽しい遊びしかしないはずです。遊びとは「自分の人生を生きている時間」であるから楽しいのです。

 では、「遊ぶように働き、働くように遊ぶ」とは具体的にはどのようなことかと言えば、「自分の人生を生きながらにしてお金を稼ぐ」ということになるでしょう。もちろん、言葉遊びとしては「他人の人生を生きながらにしてお金をもらえない」という定義もできるのですが、そんなの理想的な状態のはずがないですよね(笑)。

■ 会社を辞めて起業をする理由

 15年サラリーマンをやってきて、「自分の人生を生きながらにしてお金を稼ぐ」状態を続けることは、サラリーマンとしては実現が不可能だと思い至りました。世の中には、入社して3日でこのことに気付く人もいるのでしょうけれども、とにかく私は15年かかりました。

 ただ、15年やってきたからこそ、こういう考え方に至ることができたとも考えています。これだけの技能を身につけ、高いレベルの仕事を経験し、暖かい家庭を築けたのも、全てサラリーマンをやってきたからです。そこにはただ、感謝しかありません。なので大学を出てすぐに起業をするなんて、それはそれでもったいないなあと思います。

 サラリーマンとして(辛いこと、腹立たしいことも含めて)豊富な経験を積んだ、それでもある意味企業に飼い殺しにされている優秀な人が自由になり、幸せになるための手助けをしたい。そういう風に考えることができているのもまた、この経験があるからこそでしょう。

 私は、仕事が好きです。ただ、他人から強制されてやる仕事は好きではありません。自分がやりたいと思うことを、心の声に従って、やりたいようにやっていきたい。世の中に役立つビジネスを選び、仕組みを作り、人を集め、発展させて、多くの人を自由で幸せな状態にしたい。それが、遊ぶように働くということです。

 自分がやりたいと思うことをやる時に、何となくやるのではありません。本気で考え、全力で行動し、人を巻き込む。それがいつの間にかビジネスになっていく。これが働くように遊ぶということです。

 プライベートの時間とビジネスの時間が、切り分けられなくなるのが理想です。遊ぶことが仕事になり、仕事が遊びになる。それが理想です。

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最終更新:10/10(月) 6:00

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