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日本人が知らない「ベンチャー投資」の奥義

東洋経済オンライン 10/10(月) 9:00配信

KPCB、Andreessen Horowitz、DCM。米国シリコンバレーで活躍するトップクラスのベンチャーキャピタル(VC)の幹部10人が来日し、日本のVC、大企業新事業担当、起業家などが集まるカンファレンスで講演しました。変化のスピードが加速するシリコンバレー。彼らはどのように新たな時代をリードしているのか。本稿では、カンファレンスで披露された彼らの投資スタイルを紹介します。

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 9月16日、日米VCカンファレンス「Moment2016」が経済産業省の主催で開催されました。昨年、安倍晋三首相がシリコンバレー訪問で発表した「シリコンバレーと日本の架け橋」プロジェクトの一環で、日米ベンチャーのキーパーソンをつなぐことを目的としています。

 米国シリコンバレーから、投資家ランキングで常にトップクラスのベンチャーキャピタルの中心人物10人が来日し、それぞれの投資スタイルやこれからの取り組みを講演。日本からは、日本ベンチャーキャピタル協会会長の仮屋薗聡一氏はじめ主要なVCの幹部、大企業の新事業担当役員、起業家などが参加しました。ベンチャー関連のイベントで、シリコンバレーから10人ものビッグネームが一度に来日するのは初めてで、会場は大いに盛り上がりました。

■米国の最新動向と一流VCの流儀

 アマゾン、グーグル、ツイッター、ウーバーの共通点は何か。ビジネスの内容はそれぞれですが、同じベンチャーキャピタルから創業まもなく投資を受けています。クライナー・パーキンス・コ―フィールド・バイヤーズ(KPCB)は、これらの名だたる企業を早くから見出し、資金と共に経営人材や取引先の紹介などで、その成長促進に貢献してきたベンチャーキャピタルです。総勢60名の企業で、これまでの投資運用総額は8500億円、現在2700億円のファンドを運用しています。投資先はバイオ、デジタルヘルス、セキュリティ、ソーシャルメディア、Eコマースなど多様。

 今回、来日したEric Feng氏はKPCBの中で、ベンチャー投資を担当するパートナー(日本の会社で言うと役員)で、動画配信サービスのフールーをグローバル展開した人物です。

 彼は、テクノロジーの進化により、消費者向けサービスの分野では、あらゆるものが安く、早く開発できるようになったと語ります。

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最終更新:10/10(月) 14:15

東洋経済オンライン

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