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家計簿は「最悪の私」を知ることから始まる 付け始めは節約不要

NIKKEI STYLE 10/11(火) 7:47配信

 今月のマネーハック、お題は「家計簿」です。家計簿というと、古い印象を持つかもしれませんが、実は今こそ家計簿を便利に使いこなせる時代はありません。
 先週、家計簿のネガティブイメージを打破しました。今週も家計簿の固定観念をもうひとつ壊してみましょう。それは「家計簿をつけ始める最初の1カ月は節約はしない」というマネーハックです。
 節約を考えて家計簿をつけ始めるはずなのに、どうしてでしょうか?

■最初の体重を知らずにダイエットする人はいない

 ダイエットを志す人はたくさんいます。ダイエットに必要なことは、体重の記録をつけること(さらに摂取カロリーや運動の記録もつけること)です。
 記録をつけるという意味ではダイエットと家計簿は似た要素があります(摂取カロリーと運動も、お金の収支と近い関係がありますね)。しかし、家計簿をつけ始めるのとダイエットをスタートさせるのとでは、大きな違いがあります。
 それは「スタート時点での現状」を把握しているかどうかという違いです。
 ダイエットであれば、初日に体重計に乗るだけで「きょうの私、最悪の○○キロ! この体重を忘れない!」と決心することができます。私たちはそこから何キロ減ったかを一喜一憂していくことになります。
 しかし、家計簿については「最悪の私の家計」は1日では理解できません。最悪の家計というのは1日分のデータだけではわからないからです。日用品などは週に1度か月に1度くらいしか買わないでしょうから、たまたまその日だけ無駄づかいしたのか、支出が少ない日であったか、1日だけでは判然としません。
 「現状の家計」というのは少なくとも1カ月分の家計データがなければ、はっきりしません。給与の振り込みも月1回ですから、収支の観点からもやはり1カ月分のデータが欲しくなります。
 家計簿をつけ始めるときは、最初の1カ月は節約なんかせずに今まで通り生活し、現状把握のための基本データを取得するのがいいのです。

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最終更新:10/11(火) 7:47

NIKKEI STYLE

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