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元ヤングなでしこ田中陽子の目に涙。 ノジマステラが悲願の2部優勝

webスポルティーバ 10/11(火) 13:01配信

「やったー!」

 ドローに終わった試合を悔いた表情から一転、選手たちは歓喜と感涙に包まれる。なでしこリーグ2部、ノジマステラ神奈川相模原がチーム創設5年目で初優勝を遂げた。

【写真】2015年、INAC神戸からノジマステラ相模原神奈川に移籍した時の田中陽子選手

 2年越しの悲願達成だった。昨シーズン、AC長野パルセイロ・レディースと2部の上位争いを演じた結果、2位でスペランツァ大阪FC高槻との入れ替え戦に臨んだノジマステラ。ホーム&アウェーともにドローとなったが、アウェーゴールを許したノジマステラは掴みかけた1部昇格を逃してしまう。1点の重みを痛感させられた試合だった。

 悔しさを糧にした今シーズンのノジマステラは、開幕から好調を維持した。第9節までは無失点で勝ち星を重ね、優勝を決めたこの日まで無敗という強さ。それでも前節では2位につける、ちふれASエルフェン埼玉との直接対決を制することができず、2戦連続のドロー試合で優勝に王手をかけながら足踏み状態になっていた。なんとしてもホーム最終戦となるこの日で優勝を決めたい状況だったのだ。

 キックオフに合わせるかのように本降りだった雨が上がり、運命の一戦が始まった。立ち上がりから気負いが硬さとなり、ボールをキープするものの、決定機を生み出すことができないノジマステラ。対するはセレッソ大阪堺レディース。先発平均17.4歳という若いチームではあるが、ノジマステラに引けを取らない地力がある。

 現在、ヨルダンで開催されているFIFA U-17女子ワールドカップにC大阪堺は、宝田沙織、野島咲良、脇阪麗奈、北村菜々美の主要メンバー4名が招集されている。苦しい台所事情を抱えていたが、前半はそんなハンディを微塵も感じさせないプレーを披露した。

 球際の強さ、寄せのスピード、奪いどころの判断……ノジマステラは完全に食われていた。相手にボールを”持たせる”かのような余裕すら感じさせるC大阪堺は34分、林穂之香からパスを受けた玉櫻ことのが、バーに当てながらゴール右上に叩き込んで先制点を生むと、なお一層のプレッシャーがノジマステラにかかってきた。

 後がなくなったノジマステラ。ハーフタイムに今シーズンから10番を受け継いだ吉見夏稀が口を開いた。

「いつもあと一歩のところで逃してきた。もう逃したくない。勝ちたい!」

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最終更新:10/11(火) 13:01

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