ここから本文です

「ハイレベル」な残留争い。J2最下位のギラヴァンツは生き残れるか

webスポルティーバ 10/11(火) 13:25配信

 Jリーグはシーズン終盤を迎え、優勝争いとともに残留争いも見どころのひとつだが、それは何もJ1に限らない。J2でもまた、熾烈な残留争いが繰り広げられている。

【写真】熾烈な残留争いの中、チームを纏めるベテラン本山雅志選手

 J2リーグ第35節終了時点で、J3への自動降格となる最下位(22位)にいるのは、ギラヴァンツ北九州(勝ち点30)だ。

 とはいえ、入れ替え戦に回る21位のツエーゲン金沢(勝ち点33)とは勝ち点3差しかなく、残留圏内の20位・FC岐阜(勝ち点34)とは勝ち点4差、19位・カマタマーレ讃岐(勝ち点35)とは勝ち点5差、18位・モンテディオ山形(勝ち点36)とは勝ち点6差といずれも僅差で接近している。まだ残り7試合あることを考えれば、最後まで何が起こるかわからない。

 現段階でJ3降格に最も近い北九州も、実はここまでの成績――6勝17敗12分け――はそれほど悪いものではない。

 勝ち数は確かにJ2最少だが、負け数では20位の岐阜のほうが19敗で上回っている。また、19位の讃岐、21位の金沢、15位のロアッソ熊本が16敗、12位にいる徳島ヴォルティスでも15敗しており、最下位の北九州だけが圧倒的に負けているという状況ではないのだ。

 17敗の内訳を見ても、1点差負けが11と、その多数を占めている。他に2点差負けが3試合あり、3点差以上の大敗はというと、3試合しかない。北九州が常に僅差の勝負を行なってきたことは数字にも表れている。北九州の柱谷幸一監督は語る。

「40試合近くやってきて順位が分かれ、上にいるチームは強いということになるのだろうが、勝てるチャンスはどのチームにもあるのではないか。上のチームにしても、下(のチーム)とやるからといって、簡単に勝てるとは思っていないだろう」

 実際、上位3チーム(1位・コンサドーレ札幌、2位・松本山雅FC、3位・セレッソ大阪)との北九州の対戦成績は2分け4敗で、4敗にしてもすべて1点差。数字を見る限り、北九州は順位ほど弱くない。むしろ最下位にいることが、不思議な感じさえしてくるほどだ。

 過去の例と比べても、北九州の現在の成績が、それほど悲観的になる必要はないものであることがわかる。J2が22クラブのリーグ戦となった2012年シーズン以降、最終順位が21、22位に終わったクラブの成績は次のとおり。

◆2012年
21位=岐阜/勝ち点35(7勝21敗14分け)
22位=町田/勝ち点32(7勝24敗11分け)

◆2013年
21位=岐阜/勝ち点37(9勝23敗10分け)
22位=鳥取/勝ち点31(5勝21敗16分け)

◆2014年
21位=讃岐/勝ち点33(7勝23敗12分け)
22位=富山/勝ち点23(5勝29敗8分け)

◆2015年
21位=大分/勝ち点38(8勝20敗14分け)
22位=栃木/勝ち点35(7勝21敗14分け)

 残り7節ある第35節終了時点で、最下位の北九州はすでに勝ち点30に達しているのだから、例年と比べても、今季は高い水準の残留争いとなっている。つまり、北九州にしても結果として最下位にはいるものの、その印象ほどに悪い成績ではないということだ。

1/2ページ

最終更新:10/11(火) 13:28

webスポルティーバ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Sportiva

集英社

Sportivaムック
11月10日発売

定価 本体1,389円+税

フィギュアスケート特集
『羽生結弦 未来を創る人』
■羽生結弦 インタビュー、エッセイ
■羽生結弦 フォトギャラリー

Yahoo!ニュースからのお知らせ