ここから本文です

いい女ほど、安い男に堕ちやすいという法則、再び!|斎藤薫の美容自身 [VOCE]

講談社 JOSEISHI.NET 10/11(火) 20:02配信

優れた女がダメな男にはまるのには明快な理由があった

「いい女ほど、ダメ男にはまりやすい」とは、昔からよく言われてきたこと。でも近頃はまた改めて、それを痛感させられる。言ってはなんだけど、2016年、年明けから立て続けに世間を騒がせている“不倫男”や“薬物男”には、必ずと言っていいほど“賢妻”がいた。なぜこうも、優れた女はダメ男に弱いのだろうと、ちょっと腹立たしくなるほど。

不倫議員の謝罪会見に行く夫を「恥をかいてきなさい」と見送った妻。やはり夫の不倫問題で「私にも責任の一端はあります」と頭を下げた妻。そして、夫の“薬物問題”を、涙声で謝罪した女優妻。さらに言えば、男の分も“社会的制裁”を受けなければならなくなったベッキーも、その当事者ながら、損な役回りに甘んじた“賢女”と言えるのだろう。

そこでなんだか妙に心配になったのが、“日本の男”たち。逆に、その分だけ浮き彫りになってくるのが、“日本の女”の立派さ……。もちろん男もいろいろ、女もいろいろ、それでもやっぱり賢女とダメ男の組み合わせが、いやに目立ってきていることだけは確かなのだ。
その証に、素晴らしい男とダメ女の組み合わせって、そうはいない。いい男をゲットした女性への妬みで、あんな女のどこがいいの? なんて口走っちゃう傾向が女にはないとは言えないが、冷静に考えると、やはり逆のケースは極端に少ない気がするのだ。

なぜか? おそらくそれも、“結婚”や“幸せ”に対する男と女のスタンスの違いから来る、宿命の一部なのだろう。“いい男”のまわりには、単純に女性が集中するから、じっくり慎重に一人を選べるが、“いい女”はそうはいかない。

かつて、ある知的美人女優と、当時はあんまり売れていなかった芸人が結婚した時、なぜ当代一のモテモテ美女が? と日本中が不思議がったものだった。いろんな意味で、超“格差婚”の走りだったと言っていい。今は離婚をしてしまった、かとうかず子と東国原元宮崎県知事のカップルである。

そして当時、妻のほうはこの疑問にこう答えたのだ。だって、プロポーズしてくれたのは、彼が初めてだったから……。その人は、その時32歳。芸能界一の洗練された美女とされた女優には、恋の噂が絶えなかったが、意外なことに結婚までは望まれてはいなかったということ。すでに30代に入っていたから、「この私がなぜ?」と不可解だったのだろうし、美人のプライドも一部ヒビが入り始めていたと思う。 そんなタイミングに、彼女の信奉者であった男が、こわごわと、でも身の程知らずの図々しさで真正面からプロポーズしてきたら、やはりグラリとしてしまうのだろう。3日間絶食をした後は、何でも美味しく感じてしまうように。

そもそもが、とりわけ優れたいい女には、どうせ決まった人がいる、自分など相手にされるはずがないと、良識あるまともな男は尻込みするわけで、その結果、いい女ほど“女としての枯渇感”が強くなる。自信があるが故に、“結婚”や“幸せになること”に前のめりになりがちなのだ。 その隙に、するっと入り込んでくる男は、もともとバランス感覚に欠けていたり、己を知らない傲慢なタイプが多かったりするはずで、その結果、夫の不始末をあとあと妻が尻拭いするような仕組みを生み出しやすくなるのだ。

でもなぜ、途中で気づかないの? という疑問が残る。いや、賢女たちならばこそ、どこかで早くから気づいているのだ。最初から薄々気づいているのに、“結婚の可能性”が、ある種神経を麻痺させ、気づかなかったふりをさせている。 もちろん“惚れた弱み”で格差を乗り越えるケースもあるだろうが、男のほうが、女の意のままにならない不誠実な男であればあるほど、そこへの苛立ちや怒りを、愛情と勘違いしてしまいがちだったりもする。ましてや、美貌も知性もある女のプライドは、女として不幸になる自分を許せない。だからどこかで我慢してしまうのかもしれないのだ。

1/2ページ

最終更新:10/11(火) 20:02

講談社 JOSEISHI.NET