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「日本のボスはオーストラリアを恐れている」 豪州紙も会見を打ち切ったハリルの“焦り”を紹介

Football ZONE web 10/11(火) 12:20配信

「日本にとっては奇妙な時代」と低調なW杯最終予選3試合の戦いを分析

 日本代表は11日に、ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第4節の敵地オーストラリア戦を迎える。初戦でUAEに1-2と不覚を取ったものの、その後2連勝で勝ち点6とした日本に対し、2015年アジアカップ王者は2勝1分の勝ち点7でグループ首位に立っている。最終予選の大一番を前に、オーストラリア地元メディアは前日会見を途中で打ち切ったバヒド・ハリルホジッチ監督が「オーストラリアを恐れている」とレポート。「日本にとっては奇妙な時代」と、ライバル国に凋落の気配があると分析している。

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 オーストラリア地元紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」は、「日本のボスはオーストラリアの力を恐れている。それでも、サッカルーズの弱みを探ろうとする」と特集している。

 敵国メディアも、ワールドカップ常連国となったはずの日本代表に起きた異変を察知している。

「日本にとっては奇妙な時代だ。アジアサッカー界の強豪である日本は、ワールドカップ予選でスタートダッシュに慣れていた。そしてスポーツ界最大の祭典で、自分たちの立場を比較的楽に確保してきた。だが、少なくともここまでは少し異なっている」

 1998年フランスW杯出場を懸けたアジア第3代表決定戦でイランを3-2で撃破した「ジョホールバルの歓喜」を皮切りに、自国開催だった2002年日韓大会を除き、06年ドイツ、10年南アフリカ、14年ブラジルとアジア予選を勝ち抜いてきた。しかも06年ドイツ大会以降は3大会連続で、予選参加国のなかで最も早くW杯出場を決めている。

ライバル国に与えた「日本弱し」の印象

 今予選もここまで3戦2勝だが、不安定な戦いぶりによって「日本弱し」の印象をアジアのライバル国に植えつけている。「青いサムライは2018年ロシア大会の最終予選初戦で、UAE相手に1-2と衝撃の敗北を喫した」と痛恨の初戦黒星を紹介。「2戦目でタイに勝利し軌道修正したが、日本でイラクを迎えた際、なんとか勝利を収め、誰もが予想しなかった苦闘を余儀なくされた」と続け、前節イラク戦の2-1の勝利も、後半アディショナルタイムに山口蛍(セレッソ大阪)の劇的弾が生まれた末の奇跡的な勝利だったと紹介している。

 そして、オーストラリアとの決戦に向けた不安材料も紹介。「日本はファーストチョイスのDF“ユオト”・ナガトモも不在となる。インテル・ミランのスターはサイドを疾走し、数多くの決定機を日本のために作っている」と報じた。長友の不在の大きさを伝える一方、「佑都」の名前を「Yuot」とスペルミスで紹介していた。さらにレスターFW岡崎慎司にも故障の不安があるとレポートしている。

 こうした状況を受けて、試合前日の記者会見に臨んだハリルホジッチ監督のコメントも紹介。「非常に良いテストだと思います。今のところアジアで最も強いチームと対戦するわけですが、しっかりオーガナイズされて、クオリティーのあるチームだと思います。だが、どんなチームにも弱点はある」と、メディアから挑発的な質問を受け、通訳の途中に退席したハリル監督のオーストラリアに対する警戒の言葉を伝えている。

 もたついた最終予選の戦いぶりから、敵国メディアにもやや見下された感のあるハリルジャパンだが、メルボルンで勝利の凱歌を上げ、日本強しを再びアピールすることができるだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:10/11(火) 12:20

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