ここから本文です

「代える」?「変わる」? オーストラリア戦、どうなるハリルジャパン

webスポルティーバ 10/11(火) 13:50配信

 それまで取り立てて気にしていなかったのに、ふとしたキッカケで急に意識するようになることがある。

【写真】現在グループ首位のオーストラリア。ベテランのケーヒルも健在だ

 まるで恋愛のような話だが、日本サッカー界にとってオーストラリアは、そんな存在だろう。

 日本サッカー界にとってオーストラリアという国は、Jクラブや日本代表が合宿をすることのある場所――その程度の存在でしかなかった。ところが、2006年のドイツ・ワールドカップ初戦、灼熱のカイザースラウテルンで対戦し、先制しながら終了間際に3ゴールを叩き込まれてから、因縁の相手として認識するようになる。

 さらに、オーストラリアサッカー連盟がオセアニアサッカー連盟を脱退し、アジアサッカー連盟に加入したことで、彼らは日本にとって「天敵」となった。

 2007年のアジアカップ準々決勝ではPK戦の末に日本が下し、2011年のアジアカップ決勝では延長戦の末、日本が1-0で接戦を制したが、南アフリカ・ワールドカップとブラジル・ワールドカップの最終予選ではいずれも同組となり、1分1敗、2分と日本は勝利できなかった。そして、今回のロシア・ワールドカップ最終予選でも同グループで顔を合わせることになったのだ。

 かつてのオーストラリアは、188cmのFWマーク・ビドゥカや185cmのFWジョン・アロイージ、194cmのFWジョシュア・ケネディが前線に君臨し、ロングボールを多用してパワープレーを仕掛けてくる印象が強い。日本戦でこれまで5ゴールを決め、”日本キラー”の印象が強いFWティム・ケーヒルも、180cmながら空中戦にはめっぽう強い。

 ところが、そんなオーストラリアのスタイルに変化が訪れている。

 ホルガー・オジェックの後を受け、2013年に代表監督に就任したアンジェ・ポステコグルーは、これまでとは正反対のポゼッションスタイルを志向。地元開催となった2015年1月のアジアカップで優勝を飾ると、その後もメンバーを入れ替えて新陳代謝を繰り返し、ショートパスとコンビネーションで崩すサッカーに磨きをかけている。

 マンチェスター・シティから期限付き移籍したハダースフィールドでプレーするMFアーロン・ムーイと、セルティックで活躍するMFトム・ロギッチは、4-3-3のインサイドハーフを務め、ポステコグルー体制の象徴的な存在だ。

 一方、日本代表は今、縦に速く仕掛ける攻撃に取り組んでいる最中だ。もっとも、ハリルホジッチ監督がそれを強調しすぎるあまり、選手が意識しすぎて簡単に裏を狙ってマイボールをみすみす手放し、後方からのビルドアップにも重きを置いていないから、ディフェンスラインからロングボールを放り込む単調な攻撃が目立つ。

1/2ページ

最終更新:10/11(火) 13:50

webスポルティーバ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Sportiva

集英社

Sportivaムック
11月10日発売

定価 本体1,389円+税

フィギュアスケート特集
『羽生結弦 未来を創る人』
■羽生結弦 インタビュー、エッセイ
■羽生結弦 フォトギャラリー

Yahoo!ニュースからのお知らせ