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J2にハマりっぱなしの千葉と京都。直接対決で昇格の望みに明暗

webスポルティーバ 10/11(火) 15:10配信

 7年と6年。ジェフユナイテッド千葉と京都サンガF.C.が、それぞれJ2に降格してから過ぎた時間である。

【写真】J2に定着しているジェフユナイテッド千葉、過去にナビスコカップを連覇

「オリジナル10」として1993年のJリーグ開幕を迎えた千葉(当時・市原)は、2005年と2006年にナビスコカップを連覇するなどクラブとしてのひとつの成功を収めながら、2009年にJ1で最下位となると、翌年からは継続的にJ2での戦いを余儀なくされている。

 一方の京都は、1999年にJ1に初参戦。その後、何度か降格を経験しながらも、その都度、1年、もしくは2年でJ1に復帰していた。ところが、2010年に4度目の降格を味わうと、以降はJ1の舞台に戻れていない。

 J1のクラブというイメージが備わっていたのも、今や昔。両チームともに、すっかりJ2の色に染まってしまった感は否めない。

 そんな両者の対戦が、10月8日に千葉の本拠地・フクダ電子アリーナで開催された。今季の昇格争いも佳境を迎えるなか、J1復帰への気概を示したのは、アウェーの京都のほうだった。

 昨季は17位と、J1どころかJ3への転落もにわかに現実味を帯びた京都だったが、今季はこの千葉戦を迎える前の第34節終了時点で6位(13勝7敗14分)と、昇格プレーオフ進出圏内に留まっていた。

 好転の要因は、守備の安定に見出せる。第34節を終えて失点30は、リーグ3位の少なさ。開幕前にGK菅野孝憲(前・柏レイソル)らJ1でも経験豊富な実力者を獲得したのに加え、2年目を迎える石丸清隆監督のスタイルも浸透。7敗という数字が示すとおり、「負けない」チームへと生まれ変わったのだ。

 もっとも、「負けない」=「勝利」とは限らない。14引き分けはリーグで3番目の多い数字であり、「勝ち切れない」ところが、今季の京都の悩みの種だった。失点が少ないのに勝てないのは、つまり得点が取れないということ。とりわけ直近の5試合で無得点という貧打が響き、6位の座を確保することさえ危うくなっていた。

 そんななかで迎えた千葉戦は、「5試合得点のないなかで、プレッシャーを感じながら戦ったゲームだった」(石丸監督)のは間違いないだろう。ところが、その重圧は開始早々に消え去ることとなる。キックオフから2分、MF堀米勇輝があっさりと先制ゴールを奪うと、ノーゴールの呪縛から解き放たれた京都は、そこからアグレッシブな戦いを展開。24分に相手DFがもたついた隙を逃さず、FWイ・ヨンジェが追加点を奪い、後半にもFWダニエル・ロビーニョが冷静にPKを沈めて、最近の戦いが嘘のように見事なゴールラッシュを演じてみせた。

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最終更新:10/11(火) 17:29

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