ここから本文です

「注目は初戦の大谷翔平の起用法」。 里崎智也が占うパCSファイナル

webスポルティーバ 10/11(火) 17:03配信

 日本ハムのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージの対戦相手が、ソフトバンクに決定した。公式戦の両チームの対戦は、日本ハムが15勝9敗1分と勝ち越し。はたして、日本シリーズに進むのは、パ・リーグ王者の日本ハムか、それともCSファーストステージでの連勝で勢いに乗るソフトバンクか。解説者の里崎智也氏に短期決戦の展望を聞いた。

【写真】プロ通算成績は890安打、108本塁打、458打点だった里崎智也氏


 まず、CSファイナルステージのシステムをあらためて確認しておきたい。1位チームの本拠地で全試合開催され、移動日なしの最大6連戦で、先に4勝したチームが勝ち抜けとなる(1位のチームには1勝のアドバンテージが与えられる)。この1勝のアドバンテージが導入された2008年以降、1位チーム以外のチームが勝ち抜けしたのは、セ・パ両リーグを通じて2010年のロッテと2014年の阪神しかない。

「普通に戦えば、CSファイナルは1位のチームが勝つようになっているんですよ。まず、1位チームのエースはファイナルで2回先発できますが、2位以下は(すでにファーストステージで登板しているため)1回しか投げられません。しかも、初戦で1位チームのエースと投げ合うのは、ローテーションの3番手以降になります。6戦までもつれたとしても、1位チームは再びエースが万全の状態で投げられる。ローテーション的にも1位チームが絶対有利になっています」

 里崎氏は「それがひっくり返るときは、1位チームに不都合が起きたとき」と言い、こんな話を教えてくれた。

「ひとつのプレーが契機になることがありますが、それはあとになってわかることであって、今は予想できません(笑)。ひとつ思い出すのが、2010年のソフトバンクとのCSファイナルです。この年、ロッテはシーズン3位から日本一にまで上り詰めましたが、ターニングポイントはCSファイナルの第5戦でした。あとひとつ負ければ終わりという試合で、ソフトバンク先発の大隣(憲司)をまったく打てず、『このまま負けるんかな……』と思っていたところ、6回からファルケンボーグが出てきた。

 たしかに、当時のソフトバンクは磐石のリリーフ陣がいましたし、シーズン通りの戦いを貫くなら継投の判断も間違っていません。ただ、あの試合に関しては、大隣にまったくタイミングが合っていませんでした。だから、代わったときはみんな『ラッキー!』と思ったはずです。結果論かもしれませんが、あのときに風向きが変わったのは間違いありません」

 日本ハムに話を戻すと、「エラーやミスはわかりませんが、確実にカギを握っているのは大谷翔平」と、里崎氏は言う。

「たとえば、大谷が2つ勝ってくれると計算すれば、増井浩俊、有原航平、高梨裕稔、メンドーサで1つ取ればいいわけです。1勝のアドバンテージというのはそれほど重いんですよ」

 今シーズンの投手・大谷は10勝4敗、防御率1.86。ソフトバンク戦は4試合に登板して2勝0敗、防御率1.26。9月21日のソフトバンクとの天王山では、8回1失点で勝利投手となった。

1/2ページ

最終更新:10/11(火) 17:32

webスポルティーバ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Sportiva

集英社

Sportivaムック
11月10日発売

定価 本体1,389円+税

フィギュアスケート特集
『羽生結弦 未来を創る人』
■羽生結弦 インタビュー、エッセイ
■羽生結弦 フォトギャラリー

Yahoo!ニュースからのお知らせ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。