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豪州との大一番で原口が味わった“天国と地獄” 殊勲の3戦連発もPK献上に「申し訳ない」

Football ZONE web 10/11(火) 21:08配信

試合後は悔しさのあまりベンチでうなだれる 「責任を感じます」

 日本代表FW原口元気にとっては、喜びと悔しさが入り混じる複雑な一戦となった。11日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第4節オーストラリア戦で、原口は前半5分に電光石火の先制ゴールを決めた。しかし、後半には自陣エリア内でファウルを犯してPKを献上。失点にも絡んだ原口は、試合後に「申し訳ない」と暗い表情で語った。

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 後半アディショナルタイムにDF丸山祐市との交代でベンチへ下がっていた原口は、タイムアップの笛を聞くと目をつぶって天を仰ぎ、その後にがっくりとうなだれた。グループ最大のライバルと目されるオーストラリアを相手に敵地で勝ち点1を獲得し、敗戦という最悪のシナリオは免れたものの、後半開始早々のワンプレーだけが悔やまれる結果となった。

 後半6分、オーストラリアの左サイドからのクロスがファーサイドに流れたところで、ボールをキープしようとした相手FWトミ・ユリッチに原口が体を寄せると、背後から相手を倒す格好となり、主審はPKの判定を下した。これを主将MFマイル・ジェディナクがゴール正面に冷静に沈めて、同8分に同点とされた。

 試合後には悔しさのあまりベンチに座り込む原口を、ハリル監督が直接励ます場面もあった。遅れてインタビューに応じた原口は、ゆっくりとした口調で語り始めた。

「まあ……、チームとして非常にいい試合をしていたので責任を感じますし、悔やんでも仕方ないので、次に挽回できるように頑張ります」

悔しさの残るドローのなかで得た手応え

 試合開始早々に最終予選3試合連続ゴールを決め、ヒーローになるはずの展開から一転した。W杯予選で過去4分2敗の相手に、またしても勝利を逃した。

「試合を見てもらえば分かるように全員がハードワークしたし、勝利のために頑張っていた。申し訳なく思う」

 浮かない表情のまま、敵地での大一番で天国と地獄を味わった原口は試合をこう振り返った。

 悔しさのなかでも、手にしたものもあった。バヒド・ハリルホジッチ監督は勝負の一戦で、FW本田圭佑を約4年ぶりに1トップ起用する大胆采配で試合に臨んだ。先制点はその本田のアシストから生まれた得点で、原口も「狙っていた形というか、何度も監督から言われていた形が出た」と手応えを感じている。PK献上は悔やまれるが、「こういう試合をできて、なおかつああいうミスがなければ勝ち点3を取り続けられる」と、気持ちを立て直している。

 W杯最終予選を通じてハリルジャパンの主軸に定着した25歳は、この悔しさを糧にさらなる飛躍を誓っていた。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:10/11(火) 21:08

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