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香川に漂う悲壮感… 2戦ぶり先発復帰も見せ場なく「物足りなさを感じる」

Football ZONE web 10/11(火) 23:31配信

オーストラリア相手の大一番でトップ下に復帰も、守備に奔走

 日本代表MF香川真司は、11日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の敵地オーストラリア戦で2試合ぶりにトップ下で先発した。しかし得点には絡めず、どちらかと言えば守備で奮闘するシーンが目立った。

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 終盤には守備を固める手堅い戦術を選択した日本は、敵地でのゲームを1-1で引き分け、勝ち点1を獲得した。背番号10は「面白くない戦い方かもしれないけど、予選突破が大事なゴール」と、アウェーで勝ち点1を得るための現実的な戦い方に理解を示した一方で、「物足りなさを感じている」と本音も明かした。

 日本は前半5分にMF原口元気の最終予選3試合連続ゴールで先制した。しかし、後半6分には先制点を奪った原口が相手FWを倒してPKを献上。同8分に同点に追いつかれると、後半は攻め込まれる展開となった。バヒド・ハリルホジッチ監督は、終盤にはスコアラーの原口に代えて、センターバックが本職のDF丸山祐市をサイドハーフの位置に投入する守備固めを行って試合を締めた。

「この最終予選だけを見れば、こうやって地道に勝ち点1だったり、面白くない戦い方かもしれないけど、僕たちはまずW杯最終予選を突破することっていうのが一番大事なゴールだと思う」

 試合を振り返り、香川はこう語った。グループ最大のライバルで、過去にW杯予選で4分2敗と圧倒的に分が悪いオーストラリア相手の1ポイントを上出来と評価。「今日の試合に関してはこれ以上、やれることはなかった」とも語っている。

「もっともっとやらなきゃいけない」

 とはいえ、当然ながら全てに満足しているわけではない。

「チームの進化という意味では、もっともっとやらなきゃいけない。オーストラリアっていうアジアの中では良いチームかもしれないけど、そういうチームに対してもっと自分たちはやらなきゃいけない」

 香川はヨーロッパや南米の強豪国とも当たる本大会を目指す以上は、アジアレベルで停滞してはダメだと自らに発破をかけた。香川の口からは「物足りなさはすごく感じている」という本音がこぼれた。

 この日は自陣まで戻っての守備で奮闘したものの、トップ下として攻撃に絡む役割を十分にこなしたとは言い難かった。所属のドルトムントで出場機会が激減し、6日のイラク戦(2-1)でも出番なしに終わるなど苦難の時を迎えている香川。不発に終わった10月2連戦での悔しさを胸に、さらなる飛躍を誓った。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:10/12(水) 9:33

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