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金田喜稔がオーストラリア戦を斬る!「香川スタメン、清武ベンチはハッキリ言って理解ができない」

SOCCER DIGEST Web 10/11(火) 21:56配信

「動きにキレのない選手がなぜ “優遇”されるのか」

 先制点を奪って追い付かれる苦しい展開だったけど、結果としてアウェーでの勝点1。最悪の結果とならなかったことは喜んでいいと思う。ただ、この試合で“アジアの盟主”の座から転落したことが浮き彫りとなった。

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 オーストラリアにボールを回され、押し込まれ、チャンスを作られる。なんとか引き分けとした事実が、日本がアジアの中でレベルが頭ひとつ抜けていた時期は終わったと示唆しているんだ。
 
 ただ、2010年の南アフリカ・ワールドカップから主力がほとんど変わってないのだから当たり前と言えば当たり前。本田圭佑らを退ける人材が育っていないことが問題で、その責任をヴァイッド・ハリルホジッチ監督のみに押し付けるのはお門違いだ。
 
 それでも、選手起用を含めた采配には大きな疑問が残る。クラブで試合に出ていない選手たちが、なぜ“優遇”とも取れるプレータイムを与えられるのか。欧州組の潜在能力が高いのは間違いないが、コンディションを考えれば90分間もピッチにいるなど、おかし過ぎる。
 
 何を基準に清武弘嗣をスタメンから外し、香川真司が頭から出場しているのか。ハッキリ言って理解ができない。イラク戦でキレを示したのであれば、まだ納得がいく。だが香川はベンチに座ったままだったじゃないか。
 
 オーストラリア戦前の練習を見て、香川が調子を上げていて、清武が調子を落としていたから起用を決めたのだろうか。だが、今日のパフォーマンスから考えれば、それも否定せざるを得ない。
 
 香川は危険な存在となれず、清武は少ない出場時間でも相変わらず攻撃でアイデアを発揮していた。もっと早くに交代カードを切るべきだったし、もっと言うのであれば、イラク戦で劇的な勝利を飾った勢いを生かす采配がどうしてできなかったのか。
 
 きっとハリルホジッチ監督の眼には、清武のイラク戦の疲れがよっぽど抜け切っていないと映ったのだろう。そうでないと、彼をわざわざベンチに置いて、さらに10分程度しかピッチに立たせなかった理由が現状の情報だけでは説明できない。
 
 本田を1トップで使ったことだって同じだ。イラク戦で良いところがほぼなかった彼に何を期待して、本職を外してまで最前線に据えたのか。原口元気のゴールをアシストしたが、トータルで考えた時に、本田に期待するFW像がピッチ上で表現されることは少なかった。

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最終更新:10/12(水) 9:10

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