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ストーンズとボブ・ディラン、代表曲のオンパレードでデザート・トリップ初日を魅了

ローリングストーン日本版 10/11(火) 16:30配信

カリフォルニア州インディオで開催された歴史的フェスティバルで、ザ・ローリング・ストーンズはビートルズをカヴァーし、ボブ・ディランは60年代のヒット曲を披露した。

【動画あり】ストーンズとボブ・ディラン、代表曲のオンパレードでデザート・トリップ初日を魅了

1969年のウッドストック・フェスティバルはザ・ビートルズ、ザ・ローリング・ストーンズ、ボブ・ディランを招聘できなかった。以来、到底不可能と思われていた60年代の三巨頭が揃う奇跡的なラインナップが、コーチェラ・フェスティバルのプロデューサーたちの働きかけにより、南カリフォルニアのデザート・トリップ・フェスティバル(2016年10月7~9日、14~16日)でついに実現した。10月7日、ストーンズとディランがこの前代未聞の音楽フェスティバルの口火を切った。長年に渡りそれぞれが独自の道を歩んできた両者は、ベテランらしく落ち着きながらも爆発的なパフォーマンスを披露した。

フェスティバルには他に、ポール・マッカトニーとニール・ヤングが土曜日、ザ・フーとロジャー・ウォーターズが日曜日に登場した。後に続く各世代のアーティストたちに影響を与えた時代の草分け的な存在の歴史的ヘッドライナーが、往年のヒット曲でオーディエンスを沸かせた。デザート・トリップに登場したレジェンドたちは、同時代のアーティストたちが過去の人となっていく中、今なお現役として年齢を感じさせないトップレベルのライブ・パフォーマンスを続けている。

「いいか、今夜は年齢のジョークはなしだ。英国紳士音楽家のパームスプリングス老人ホームへようこそ」と、ミック・ジャガーは「オールドチェラ(コーチェラ・フェスティバルの老人版)」などと揶揄されたフェスティバルの冒頭の方でジョークを飛ばした。彼にはそんな風評を吹き飛ばす覚悟ができていた。

ストーンズのショーは、『スタート・ミー・アップ(原題:Start Me Up)』で始まった。今や誰もが知る定番のオープニング・ナンバーだが、決して期待を裏切らない。ギタリストのキース・リチャーズとロン・ウッドがステージ前へ進み、ジャギーなリフで軽快に切り込む。今や白髪となったリチャーズも、カジュアルで退廃的なファションは昔と変わっていない。

2曲目の『ユー・ガット・ミー・ロッキング(原題:You Got Me Rocking)』は、バンドの他の代表曲と比べるとあまり印象に残らない曲かもしれない。しかし、重なり合うパワフルなサウンドが印象的な曲である。キースが燃え、ミックがブルースハープを奏でて歌を華やかに飾り、ステージを縦横無尽に走り回る。ジャガーの若々しさは見た目だけではない。彼はキャットウォークの端から端までアスリートのように動き、声は今が一番パワフルに感じる。彼は、代表曲を中心とし、何曲かのサプライズも織り交ぜたセットリストをリードした。

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最終更新:10/11(火) 16:30

ローリングストーン日本版

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