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円満カップルを続けるために必要な睡眠術

東洋経済オンライン 10/11(火) 15:00配信

 時々会うだけの恋人関係から、同棲や結婚によって一緒に暮らす関係にステップアップすると、それまで気づかなかった相手の一面が見えてくるもの。生活スタイルの細かな違いなどが重なり、かつてのようにラブラブではなくなったとか、最終的に破局を迎えた……という話はよく聞きます。

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 一緒に暮らし始めても、付き合い始めたばかりのカップルのようにラブラブな関係を維持するためにはどうすればいいの?  とお悩みのFuminners(フミナーズ)読者のみなさん、そのコツは、“カップルは同じ時間に起きて寝る”ことにあるようですよ。

■寝る時間と起きる時間がバラバラだから? 

 これまで睡眠に関する様々な研究が各国で行われていますが、専門家の多くが「独身者より既婚者の方が、不眠症などの睡眠問題が少ない」と指摘しています。これは、カップルで生活することで、入眠・起床時間にもリズムができて安定するからだと考えられています。

 しかし昨今はそれぞれが仕事に出ていることが多く、カップルであっても生活パターンや睡眠パターンを合わせにくいもの。一緒に暮らしていても寝る時間がバラバラで、寝室も別というカップルも少なくありません。

 しかし、そのような状況が続くと、二人の関係性は険悪なものになってしまう模様。多くの専門家は、「別々の時間に寝るカップルより、同じ時間に寝るカップルの方が、二人の関係性に対する満足度が高い」と述べており、逆に、寝る時間がバラバラのカップルの場合は、ケンカが増える、一緒の活動や会話が減る、セックスの回数さえ減る……と散々な状況に陥ってしまっていることが多いのだそう。

睡眠パターンと二人の満足度の調査では

 2010年に、カップル29組の睡眠パターンと二人の関係の満足度を調査したピッツバーク大学が行った研究(※1)では、

●男性の場合、ぐっすり寝た後の方が二人の関係性の満足度が高くなる
●女性の場合、二人の関係性の満足度が高い日の夜のほうがぐっすり寝られる

 という男女の違いが明らかになりました。

 女性はパートナーとの関係性が睡眠の質を左右する、男性は睡眠の質がパートナーとの関係性に影響を与える……。女性のほうが感覚的というこの結果、みなさんも身に覚えがあるかもしれませんね。

 また、2014年にSLEEPの第28回年次学会でも面白い研究結果が報告されています(※2)。

 46組のカップルの睡眠サイクルを10日間にわたり追跡調査した結果、同じベッドで寝ている仲良しカップルのうち、75%は就寝・起床時間が同じであったというのです。特に結婚生活に対する満足度が高い女性ほど、パートナーとの就寝時間&起床時間にズレがなかったそう。

 先のピッツバーグ大学の研究結果もそうですが、カップル円満の秘訣は、同じベッドで寝ること、就寝・起床時間を合わせること、といえそうです。

■カップルはお互いに“相手に合わせる”努力が大切

 そうはいっても、就寝・起床時間を合わせることはなかなか難しいものです。

 イギリスのベッドメーカーWarren Evansが2000人を対象に行った調査(※3)によると、75%がカップルで別々の時間に寝ており、30%以上が「睡眠スケジュールの違いによりケンカをしたことがある」と答えたといいます。

 睡眠スケジュールを合わせない要因として53%が「勤務時間が違う」ことを挙げていますが、「ベッドの大きさ」も一つの要因。キングサイズなど大きなベッドで寝ているカップルに比べると、小さいベッドで寝ているカップルのうち49%が「週に4回以上相手の動きで起こされる」と不満を抱えていることもわかりました(※3)。

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最終更新:10/11(火) 15:00

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