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串カツ田中・貫社長「僕は不安経営、絶対ダメになるという仮説で動く」

会社四季報オンライン 10/11(火) 20:36配信

 9月に東証マザーズへ新規上場した串カツ田中 <3547> 。貫啓二社長が2002年、大阪に飲食業を目的とした有限会社を設立したのが実質的創業にあたる。04年には東京へ初進出し、表参道に京料理の店をオープン。「串カツ田中」ブランドの店は08年に立ち上げた東京・世田谷店が最初だ。串カツの価格帯は100円から200円。「味・ソース・衣、この三つの味がそろって田中の味」というレシピは社外秘だ。直営店とフランチャイズ店による多店舗展開で、関東中心に現在は全国127店舗。FCが全体の6割程度を占める。今2016年11月期は直営・FC合わせて38の出店の計画だ。今期売上高は前期比約62%増の41億円、営業利益は45%増の2.9億円を見込む。長期目標としてブチ上げる1000店舗達成へ向けて、貫啓二社長に今後の成長戦略を聞いた。

■ 鳥貴族はずっと目標にしている会社

 ――足元の業績についてはどう見ていますか。

 全般的に飲食業界は台風など悪天候の影響で厳しかったようだが、当社は上場キャンペーンの串カツ100円効果もあり盛況だった。串カツは夏の6~8月が売り上げのピークでもある。

 ――串カツに季節性があるというのは意外です。

 そう。リアルにイメージしてもらうと、ビールやハイボールをグビグビ飲む夏に串カツが合うってこと。串カツって脂っこい印象があるが、懐石料理の店をやっていたのでわかる。揚げ物・天ぷらは夏料理。冬に天ぷらってあまり出ない。夏は体力が落ちるので、身体が油を欲してくるからだ。本能的に油もんを食べたくなる。あっさりとコッテリが食べたくなるのが夏。これは例年の傾向で、顕著に表れている。今年も当たったんかみたいな。

 ――客単価が2400円程度になるように価格を設定していますね。

 鳥貴族 <3193> が2000円前後。当社も頑張らないといけない。意識しているのは2500円以下という水準だ。3000円、4000円……となると、一過性のブームに終わりやすく、根付かない。ところが、2500円を切ると、なんとなしに行ってしまうというのもあり、長く庶民の味として親しまれると思っている。

 単価は上げるよりも下げたい考えだ。ライバルとして「ちょい飲み」や「宅飲み」が増えている中で、中途半端が一番いけない。安く、おトク感のあるものを追求していきたい。

 ――節約志向が強まる中、市場環境は追い風か? 

 まさに追い風だ。皆がちょい飲み、宅飲みを一番したいと思っているわけではない。節約志向で多少我慢しているところがあると思う。不景気、節約志向となると、客単価3000~4000円といった上の価格帯の人たちが降りてくる。鳥貴族は「リーマンショック時に売り上げが増えた」と言っていた。

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最終更新:10/12(水) 17:51

会社四季報オンライン