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PCデポだけじゃない…高齢者を騙す「高額商品&詐欺商法」

週刊SPA! 10/11(火) 9:10配信

 パソコンやインターネットに疎い老人に高額なサポート契約を結んだとして大炎上したPCデポ。だが、それも氷山の一角。趣味や財産運用、はたまた終活に絡んで老人たちからカネをむしり取ろうとする輩は後を絶たない――

◆高齢者を騙すようなグレー商法の実態とは

 家電量販店各社が苦戦を続けるなか、過去5年間で純利益を10倍以上に増やしてきたパソコン専門店「PCデポ」。その驚異的な高成長の秘密が明らかになったのは、今年8月中旬のこと。「80代の父がPCデポと結んでいたサポート契約を解除しようとしたら解約料10万円を請求された」と告発するツイートが投稿されたのだ。

 かつては薄利多売の物販を中心としていた同社は、近年は利益率の高いソリューションサービス事業にシフト。パソコンの設定、インターネット接続、ウイルス対策、データのバックアップなどを懇切丁寧に助けることで、ITに弱い高齢者層の顧客をガッチリ掴んで高成長に繋げてきた。

 しかし、今夏の「高額解約料事件」で露わになったのは、高齢者を半ば騙すように契約に導くグレー商法の実態だ。現在、65歳以上の高齢者数は3461万人に上り、彼らの不安や無知につけこむ「老人商法」がいかに有効かをPCデポは証明している。東証一部上場の同社ですらこのありさまなのだから、老人向けビジネス市場は魑魅魍魎の巣といえるだろう。

◆老人を狙った高額商品や詐欺

●投資信託などハイリスク金融商品

リスクをあまり説明せずにハイリスクな金融商品を売りつけ、元本割れなどのトラブルになるケースは後を絶たない。最近では老人専門の営業マンを地方や郊外の支店に送り込み、ターゲットを老人に絞る信託銀行も……

●レンタルオーナー商法

特にここ数年は、太陽光パネルとパチスロのレンタルオーナー商法の被害が国民生活センターに寄せられている。いずれも元本保証と高い利回りを謳い、最初の数か月のみレンタル料を支払い、その後、業者と音信不通になる

●タブレット商法

家電の購入や携帯電話の機種変更時にタブレット端末を購入すれば、割り引くと言ってタブレット端末を契約させる。中には購入と見せかけてレンタルのケースもあり、使用することもないタブレットが老人宅に溢れるケースも

●ハイハイ商法

販売員が話術で場を盛り上げ、サクラが「ハイ、ハイ」と手を上げ購入する意思を見せると、盛り上がったほかの高齢者が釣られるように、数万円から数十万円の高額な健康食品や健康器機などを購入してしまう一種の催眠商法

●パチンコ打ち子詐欺

パチンコが趣味の老人に、パチンコで年金以外の収入を……と、言葉巧みに打ち子グループに誘い、グループに参加するための保証金として数十万円を支払わせる手口が横行。中には数百万円つぎ込んだケースもある

●リバースモーゲージ詐欺

持ち家を担保に、存命中は毎月定額が貰える「リバースモーゲージ」を装った詐欺。存命中に無断で自宅を売却されたり、支払いを中断したりする事例が発生しており、注意喚起がなされている

●詐欺メール

ひと頃の迷惑メールや、アダルトサイトのワンクリック詐欺とは比べものにならない“まともな文面”と、実在する運送会社にそっくりなメールアドレスが最近のトレンド。クリックすれば、ウイルス感染やフィッシング詐欺の餌食に

― PCデポより悪質な[老人商法]の呆れた中身 ―

日刊SPA!

最終更新:10/11(火) 9:10

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