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本邦初! 相手のホンネが一瞬で露わになる"微表情"を科学的に解析した実用書

BOOKSTAND 10/11(火) 7:00配信

「場の空気が読めずに、トンチンカンな発言をしてしまい、その場の空気を凍り付かせた」

「パートナーとケンカして、余計な一言を言ってしまい、あわや別れの危機」

「相手の気持ちを察するのが難しい」

 ビジネスや日常会話の場面で、とかく高いコミュニケーション能力が要求される昨今、人知れずそんな悩みを抱く人も少なくないのではないでしょうか。

 そんな方に一読をおススメしたいのが、今回ご紹介する書籍『微表情を見抜く技術』。著者の清水建二さんは、心理学者やロボット工学者、アニメーター等に活用されている分析ツール、FACS(顔面動作符号化システム)の、日本国内では数少ない認定コーダーであり、微表情読解に関する各種資格も保持している人物。

 清水さんが同書で述べるところの「微表情」とは、「抑制された感情がフラッシュのように一瞬で表われては消え去る微細な顔の動きのこと」(同書より)で、とくに「感情がブレた瞬間、心に動揺が走った瞬間」に、無意識に表出する感情表現のこと。

 同書によれば、微表情には、人間の「幸福」「軽蔑」「嫌悪」「怒り」「悲しみ」「恐怖」「驚き」の7種類の感情が、性別や年代を問わず世界共通で表われることが解明されています。この微表情を見抜くことができれば、言葉の裏に隠されたホンネに気付くことができ、コミュニケーションの場で失敗することを避けることができるのです。

 実は、この微表情の研究は、もともとは自殺を図った人の微表情から自殺意図が読み取れたのを契機に、精神病理との関連を読み解くために始まったもの。

 たとえば、鉄道自殺をする人の微表情を詳細に分析すると、ある日突然、魔が差したかのように発作的に飛び込んでいるのではなく、鬱病や統合失調症など、何らかの精神疾患により、希死念慮が蓄積されていった結果、自殺を図っている可能性が高いことがわかったのだとか。

 その後、この研究は犯罪者の虚偽を見破るための研究に応用され、現在ではビジネスシーンはもちろん、ふだんの人間関係にまで、幅広く応用されるようになったのです。

 あらゆるシーンで瞬時に、相手の本心を見抜ける心理術を解析した同書は、感情を読み解くスキルを身に着けるための最適の1冊と言えるでしょう。

最終更新:10/11(火) 7:00

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