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クラフト好きの英国人が熱狂した3日間 ハンドメイドの祭典が楽しい!

CREA WEB 10/11(火) 12:01配信

手作りせずにはいられない英国人たちが大集合作って、学んで、買い物できるハンドメイドの祭典

 ここ数年、英国では自宅でできるクラフト・ワークや、パンやケーキ作りなど、いわゆる「ひと手間かけた家庭生活」につながるテレビ番組が人気です。もともとDIYが大好きなお国柄なだけに、これもまた理解できる傾向ではあります。

 そんないま人気のホーム・クラフト番組を数多く担当、「ハンドメイド・クイーン」の異名を持つプレゼンター、カースティー・オールソップさんが全体プレゼンターを務める祭典「ハンドメイド・フェア」が、2016年9月16日~18日の3日間、ハンプトン・コート・パレスで開催されました。

 会場となった「ザ・グリーン・アット・ハンプトン・コート・パレス」は、パレスと道路を挟んで反対側にある巨大な広場。

 ここに、レクチャーやデモンストレーションが行われるスーパー・シアター、4つのワークショップ会場、300以上のクラフト関連業者が軒を連ねるショッピング・ビレッジのほか、ミシン教室などを提供するテントの数々、そしてフード&ドリンクを扱う屋台などが設置され、まる1日、手作りしながら食も楽しめる環境が整っているのです。

●参考リンク
「Cambridge Imprint」の紹介記事はこちら

 この祭典を協賛している英国の人気クラフト雑誌「Mollie Makes」は、ちょっとレトロなクラフト・カフェを開催。お茶やケーキを楽しみながら、オリジナルのキットを使って、女性たちがポンポン・ネックレスの制作中でした。

 ほかにもお料理用の木べらを好きなようにペイントできるテントや、エコバッグやポーチの作り方を教えるピンクのミニバスなど、試してみたい、学んでみたいことがいっぱいのイベントです。

自宅でそのまま真似できるワークショップも充実

 4つのワークショップ会場では毎日合計20のワークショップが開催されていて、参加者は実際に作品を持って帰ることができます。生花でつくるヘッドバンド、ビーズのペンダントづくり、アイシング・ビスケットづくり、なかには絞り染めを教えるワークショップもあり、内容はさまざま。

 そこで、結婚式やパーティーで使う、コンフェッティ・ポッパー(ヒモを引っ張るとパンという音とともに花吹雪が飛び出すクラッカー)のワークショップに参加してみたところ、1時間で3つのポッパーをつくるだけあって、作業は大忙し。全員、休む間もなく必死に手を動かしてカッターで紙を切り抜いたり、パンチで花吹雪をつくったり、はたまたスタンプをつかって包装紙を飾ったり、隣近所の作業を見ながら、講師の指示に従ってポッパーを作っていました。

 300以上のクラフト関連業者が出店しているショッピング・ビレッジには、ファブリックや服の型紙、手作りキットなどを販売するストールがいっぱいで、手作り熱をあおります。ロンドンではなく地方に拠点を置く個人業者、また通常はオンラインのみで販売している業者など、ふだんはあまり出合えないプロダクトが多く、たくさんの人だかりが見られました。

 2014年からスタートした、このハンドメイド・フェアは今回が3回目。来年もおそらく同じ時期に開催されることと思います。この時期に渡英されるクラフト好きの方には、おすすめです。

The Handmade Fair 2016
会期 2016年9月16日(金)~18日(日)
開催時間 9:30~18:00
開催場所 The Green at Hampton Court Palace, Surrey KT8 9AU
料金 入場券のみ 15ポンド、フル・エクスペリエンス・チケット(スーパーシアター・セッション1回とワークショップ1回券付) 32ポンド
http://www.thehandmadefair.com/

安田和代(KRess Europe)
日本で編集プロダクション勤務の後、1995年からロンドン在住のライター編集者。日本の雑誌やウェブサイトを中心に、編集・執筆・翻訳・コーディネートに携わる。
ロンドンでの小さなネタをつづったフェイスブック www.facebook.com/kresseuropelimited
運営する編集プロダクションのウェブサイト www.kress-europe.com

安田和代

最終更新:10/11(火) 12:01

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