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画期的な極薄モバイルノート「ZenBook 3」、素晴らしさと欠点をズバリ指摘

nikkei BPnet 10/11(火) 10:32配信

 かねてから話題になっていたASUSのモバイルノート「ZenBook 3」がいよいよ日本市場に登場する。今や、薄型軽量のモバイルノートはごく普通になっているし、金属ボディーも珍しくはなくなった。そんな中でもZenBook 3が魅力的なのは、ボディーが“究極のサイズ”だからだ。

 液晶は12.5型で、携帯ノートとしては、まあ普通のサイズだ。その上で、ボディーは11.9ミリと極薄で非常にスタイリッシュ。代わりに拡張性を切り捨てているわけだが、そのコンセプトはMacBook(12インチモデル)とほぼ同様である。

 さて、ここまで思い切って切り捨てていると、色々とデメリットが出てくるだろう。果たして弱点はどこにあるのか? また、どんなユーザーに向くのか? 今回もちょっと辛口でチェックしていく。

実は大して軽くないのが残念

 この極薄ボディーは、見た目に格好がいいだけでなく、持ち歩きがとても楽な点も見逃せない。とにかくカバンへの収まりがよく、スリムなビジネスバッグにも余裕で収まるはずだ。薄型のノートパソコンは多いが、突き抜けた薄さが素晴らしい。

 ところが、実物を手にしてみるとズシリと重く感じる。これは、薄いからこそそう感じるのだ。ただし、実際の重量もさほど軽いわけではなく、910グラムある。もちろん、十分に軽いし一日中持ち歩いても負担にはならないレベルではある。しかし、分厚さと引き替えに堅牢性を獲得しているLet's noteと比べてもそれほど軽くない点が気にかかる。

 Let's note SZは、モデルにもよるが、最軽量構成なら929グラムと軽い。大容量のLバッテリーを搭載する長時間駆動モデルでも、1キロちょっとだ。しかも、Let's note SZは光学ドライブを搭載するので、本体の重量では確実に負けている。

 つまり、ZenBook 3は、薄くてスタイリッシュだが、実はさほど軽くないのである。その理由は「ボディーの素材」だろう。剛性感の高い本体は、アルミニウムを採用している。アルミを採用したモデルは、マグネシウムやカーボンボディーのモデルより剛性感に勝るが、重量では負けているケースが目立つ。

 手にした際の剛性感は高いのだが、おそらく落下には弱いと予想する。メーカーのWebページには「堅牢」と書かれており、強度を維持したまま薄型化を果たしたとして、ゴリラガラス4の採用が特徴として挙げられている。だが、落下試験などの値は非公表のようだ。これだけ薄くて重量があると、落下に強いはずがない。

 ただし、日々Let's noteを持ち歩いている僕としては、スリムさとスタイリッシュさは高く評価する。やはり、荷物として負担が少ないのは嬉しい。

 とはいえ、同じコンセプトのMacBookに比べると、デザインでは及ばないと思う。シンプルを極めるMacと比べると、どこか“過剰”なのだ。液晶のフチとバッチがゴールドなのが少し恥ずかしいし、天板に施された同心円状のヘアライン加工も魅力をアップしているとは、僕は思わない。

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最終更新:10/11(火) 10:32

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