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20年、訪日外国人が「また行きたい」と話す国の条件

NIKKEI STYLE 10/12(水) 7:47配信

 地球の裏側、リオデジャネイロで開催されたパラリンピックに水泳女子日本代表として出場した成田真由美選手。7年振りに第一線に復帰し、パラリンピック出場5回を数える“超ベテラン”である。リオ大会出場を控えた7月、成田氏はANAホールディングス(以下、ANA) 代表取締役社長の片野坂真哉氏と対談した。

 2人の共通項は、2016年リオ大会直後の10月19~22日に、文部科学省などが京都と東京で開催する国際会議「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」(以下、ワールド・フォーラム)である。同フォーラムは、2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック・パラリンピック、2021年の関西ワールドマスターズゲームズなどに向けて、観光とも連動させつつ、スポーツ、文化、ビジネス等の幅広いテーマについて議論すると共に、情報を発信。国内で開催が続く世界的な大型国際スポーツ大会を契機に、スポーツや文化に関するムーブメントを国際的に高めるためのキックオフイベントだ。

 ANAはワールド・フォーラムのパートナー企業、成田選手はアンバサダー(大使)を務める。日本を代表する航空会社の経営者とパラリンピアンの対話は、スポーツのビッグイベントを契機に増加が期待できる訪日外国人を迎える日本の環境づくりからスタートした。
(司会は、上野 直彦=スポーツライター)

―― ANAグループからリオ五輪・パラリンピックに出場する選手がいます。
片野坂

 先日、障害者水泳・背泳ぎの津川拓也選手(ANAウィングフェローズ・ヴイ王子)と、女子7人制ラグビーの横尾千里選手(全日本空輸)、この2人を送り出す壮行会を行い、社員を挙げて盛り上げました。その他、プロ車いすテニスプレーヤーの国枝慎吾選手も応援(スポンサー契約)しています。企業がスポーツ選手を応援するという意味で、スポーツ選手を社員として雇用する取り組みをしています。

―― 雇用も含めてアスリートを応援しているのですね。
片野坂

 津川選手は大阪の伊丹空港の近くの職場で、航空機の整備記録を残すという、非常に根気のいる仕事をやっています。実際、私もそこに訪ねて、彼と名刺交換をしました。現場での彼の仕事ぶりも見ています。職場のみんなにも支えられて、仕事をする喜びを感じながら、彼はスポーツにも打ち込んでいます。ラグビーの横尾千里選手もANAの人事部に所属しており、ダイバーシティー関連や、ANAの企業文化を変える取り組みを行っています。2人とも仕事にも取り組みながらスポーツ選手であるということで、我々も非常にありがたいです。

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最終更新:10/12(水) 7:47

NIKKEI STYLE

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