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本木雅弘、シブがき隊時代のキャンペーンでファンから飛んできた“ご祝儀”とは

週刊女性PRIME 10/12(水) 6:00配信

 本木雅弘の最新主演映画『永い言い訳』(10月14日より全国ロードショー)は直木賞候補にもなった西川美和の同名小説が原作。

「何かひとつのゴールにたどり着くのではなく、見終わったところから、それぞれが考え始める映画だと思います」

 西川は自ら映像化するにあたり、主人公の幸夫役を本木にオファー。不倫相手(黒木華)との密会中に長年連れ添った妻(深津絵里)が事故死。そんな状況にもかかわらず、1滴の涙も流せない“ダメ男役”を、どう受け止めたのだろうか。

「初めて“身の丈にあった役”が来たと思いました。幸夫の持つ、もろさやダメさみたいなものは、男女問わず誰もが多かれ少なかれ抱えているもの。実際、ある人からは“身に覚えがないのに、身につまされる”という感想をもらいました」

 人気作家でありながら、歪んだ自意識を持ち、コンプレックスに苦悩する幸夫。その点も、ひどく共感したという。

「私自身、10代からずっと人目にさらされる中で、ついついグループ時代はその役割を、その後も人が求めているであろうイメージを踏襲しつつも、なんとかその殻を破ろうと、もがく感じがずっとあります」

 15歳のときに学園ドラマ『2年B組仙八先生』でデビュー。30年以上にわたり、スター街道を走り続けているが、原点はこんなところに。

「……あれは、忘れもしない。16歳のときに北海道の丸井今井デパートの屋上から、シブがき隊のキャンペーンがスタートしたんです。『NAI・NAI16』を歌っていると、北海道産のじゃがいもやお菓子の『白い恋人』がご祝儀がわりに飛んできて。本当ですよ。そういう時代だったんです(笑)。

 おかげさまで人気は出ましたけど、正直、うれしいのと同時に“なんでこんな若造に熱狂するの”という戸惑いもあって。その後、徐々に人間が商品として消費されていくのを感じたんです。キャリアを積む中で、そういうもんだと思うようにもなりましたが」

 歌手活動に未練はあるのだろうか。

「'90年代で歌うことをやめてしまったので、耳にかけるワイヤレスマイクを経験できないまま、歌手の時代が終わっちゃったんです。それがちょっと寂しいです(笑)。私たちが歌手デビューした時代はマイクにコードがつながっていて、それをロープのように使う振りつけもあったんですよ。若い世代は知らないね(笑)」

 妻役の深津絵里さんと共演した感想を尋ねると、

「深津さんとは私が結婚前、最後に出演したドラマ『最高の片思い』で恋人役を演じて以来、20年ぶりの共演。今回の夫婦役は20年連れ添っていても、ほぼ空虚な時間を過ごしたという設定なので、距離のあった時間がそのまま使えました。

 ちなみに当時そのドラマの撮影中に、私が自分のカメラで深津さんを撮った写真を、たまたま今も持っていたんです。実は今回、映画の中で若き妻の写真として、それが使われています」

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最終更新:10/12(水) 6:00

週刊女性PRIME

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