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梨園の妻に求められる資質とは何か「浮気はダメ、浮体はいい」世界観

週刊女性PRIME 10/12(水) 17:30配信

片岡愛之助と盛大な挙式をし、晴れて梨園の妻となった藤原紀香。愛之助のサポートを第一優先に、自分の仕事も続けると話したが、これには「梨園の妻としての資質がない」なんて声も上がっているそう。そもそも“梨園の妻”って、いったい何? どんな人がいるの? 一般社会とはちょっぴり異なる、“梨園”の世界を覗いてみると、妻たちの苦悩があった―― 10月3日から東京・新橋演舞場で公演がスタートしたのは、先日、結婚式を終えたばかりの歌舞伎役者・片岡愛之助の主演舞台『十月花形歌舞伎 GOEMON』。

 初日から多くの人が観劇に訪れたが、舞台のほかにもお楽しみが。ラブリンの妻・藤原紀香の“梨園の妻”デビュー日でもあるからだ。

「開場直後は彼女のもとへ人が殺到して一時は大パニックに。ロビーでご贔屓筋や来場客の対応を行っていましたが、初日の感想を求められると、冒頭のように返し、梨園の妻に徹している様子でした」(スポーツ紙記者)

 梨園とは─。唐の玄宗皇帝が、宮中にある梨の庭園に子弟や宮女を集めて、舞踊や音楽を学ばせたということから転じて演劇界、特に今の日本では、歌舞伎界のことを指す言葉になっている。

「梨園とは、古いしきたりや格式を重んじるところ。一般の人の生活が洋式になってきた今の時代では、驚くような決まり事も少なくないと思いますし、梨園の妻がやるべきことは、実はたくさんあるんです」

 こう語るのは、芸能レポーターの石川敏男さん。紀香と愛之助の結婚には当初、一部で批判の声が上がっていたのも、これが原因だった。

「紀香さんが3月に行われた結婚会見の際“仕事は続けるけれど、いちばん大事なのは夫の仕事。芸能活動は許される範囲で頑張りたい”とおっしゃいましたが、それを“片手間でやろうとしているのか”と、よく思わない人がいることも確か。

 歴代のお嫁さんたちはみなさん、1度、芸能活動を引退したり、セーブしたりしています」(前出・石川さん、以下同)

 紀香にとって梨園の妻の大先輩にあたる、四代目坂田藤十郎の妻である扇千景は、結婚のために宝塚歌劇団を引退し、芸能活動から一時、離れている。

 同じく、七代目尾上菊五郎の妻である富司純子も結婚とともに引退。それは“梨園の妻”としての務めが、簡単なものではないからなのだ。

「まず大事にしなくてはならないのは、ご贔屓さんとのお付き合いです。歌舞伎も巡業がありますから、日本全国にいるお客さまを覚えなくてはなりません。

 並の記憶力では、顔と名前を覚えるのもつらいでしょうね。同じ話を何度もしないよう、会話にも気を配らなければなりませんし」

 会話の糸口になる言葉を探すためには、ご贔屓さんの好みそうな場所や食べ物、歌舞伎の題目の話だけではなく、二十四節気や七十二候などの季節を表す言葉を押さえたり、新聞を読んで時事ネタを叩き込むなど、いくらあっても時間が足りない。

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最終更新:10/12(水) 17:30

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