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バイラル動画の天才、ケイシー・ナイスタットの魅力

GQ JAPAN 10/12(水) 0:14配信

友達の家族が病気で困ってるから寄付してくれないか──。そう呼びかけたら世界中から1500万円が集まった。スリリングな映像と魅力あふれるストーリーで話題の男、ケイシー・ナイスタットって、いったい誰?

【モーター付きのスケボーでNYを駆け抜ける!ケイシーの動画はこちらから】

その年に最も活躍した男を表彰する賞「GQ Men of the Year(MOTY)」。英国版『GQ』の2016年の受賞者が先頃発表され、ケイシー・ナイスタットというニューヨーク在住のビデオブロガーがそのひとりに選ばれた。ケイシーが制作する動画のファンになっていた筆者にとっては、いい意味で意外な出来事だった。

ケイシーのMOTY受賞に触れた記事に、次のような記述がある。

「授賞式には俳優のマイケル・ケインや女優のエイミー・シューマー、歌手のエルトン・ジョンといった大スターも姿を見せていたが、ケイシーが会場内にいることがわかると、25歳以下の人間はほぼ全員が大騒ぎとなった」

「ケイシーはノートPCと携帯電話だけで、(トークショー司会者)ジミー・ファロンなみの有名人になった」

YouTubeのチャンネル「ケイシー・ナイスタット」の登録者数は、10月9日時点で520万人を超えており、ソーシャルメディア分析サービスの「SocialBlade」によると、その数は1日あたり3万人のペースで増加中。先日も家族の治療費に窮した友人がケイシーの動画で寄付を募ったところ、1週間ほどで15万ドル以上が世界中から集まった。

そんな人気と影響力をもつケイシーの動画には、もちろん様々な魅力がある。しかし、これを言葉で説明するのが難しい……。そこを何とか考えてひねり出したのが、「リア充度の高さ」「映像そのものの魅力」「ストーリー性」という3つのキーワードだ。

1. リア充は体が資本

ケイシーは二の腕に「Do More」(もっとたくさんのことをやれ)というタトゥを入れている。どういう経緯でこのフレーズを彫ったのかはわからないが、それをモットーにして生きていることは伝わってくる。

いつもどこかを旅しており、ふだんの動画でも移動中のシーンが多い。また行き先も、ニューヨークの街中から米国内、そして外国までとさまざま。そんな各地の風景や街の様子がみられるのもケイシーの動画の魅力のひとつだ。

“旅”の延長線上にあるコンテンツが、ホテルの豪華なスイートルームや航空機のファーストクラスの内部を撮したシーン。9月に公開されたエミレーツ航空のファーストクラス体験記は、視聴回数が1週間で2000万を突破したほどだ。

“リア充”なのだから、“肉体派”という側面もある。高い場所から水に飛び込んだり、ブースターボード(電動モーター付きのスケボー)で街中を疾走するなど、わりと無茶なことを頻繁にやっているのだ。もちろん、体当たり企画もある。

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最終更新:10/12(水) 0:14

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