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カープ、貯金37の挑戦者――勝率7割、1勝よりもファンの声援こそアドバンテージ

ベースボールチャンネル 2016/10/12(水) 10:50配信

早く試合がしたい

 指揮官の言葉がファンの魂を熱くする。

「1勝のアドバンテージより、マツダスタジアムで(試合が)できることが、それ以上のアドバンテージ。ファンの声援を力に変えて戦っていきたい」

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 今シーズン、カープは本拠地で圧倒的な強さを見せた。勝率.710、逆転勝利は23回を数えた。いよいよ、マツダスタジアムは創設8年目にして、クライマックスシリーズの舞台となった。しかもファイナルステージである。カープは、ファンとともに、球場とともに強くなってきた。

 リーグ優勝決定から約1カ月、レギュラーシーズン最終戦から10日間が空いたが、不安はない。ブラッド・エルドレッドの言葉が力強い。

「実戦から少し離れはしたが、しっかりハードな練習も積み、準備もやってきたのだからネガティブに考える要素はない」

 第1戦の先発が濃厚なクリス・ジョンソンも順調だ。練習試合などにも登板し、「球の質の良いし、インサイドも大胆に攻めていた」(畝龍実投手コーチ)と首脳陣も全幅の信頼は変わらない。

 むしろ、選手たちは、この舞台を待っていた。
 リードオフマンの田中広輔も「やっと試合ができる。緊張はするでしょうが、早く試合がしたいです」と心は高ぶっている。

熱いファンとともに

 CSファーストステージの激闘はテレビなどを通じてチェックした。「CSで3戦をやって、接戦をものにして勝ち上がってきた。(ベイスターズは)シーズン後半の勢いそのままに向かってくる。しかし、うちも、迎え撃つのではなく、挑戦者の気持ちでシーズン同様のカープの野球をしたい」(緒方監督)。

 ファーストステージで2ホーマーを放つなど絶好調のホセ・ロペス、セ・リーグ二冠王の筒香嘉智らが牽引する強力打線は脅威である。しかし、短期決戦、ナインは「これまでやってきた野球」を継続することのみに集中する。

 ベテランの新井貴浩は言う。

「短期決戦は、小さなミスが致命傷になることもある。目に見えないミスも含め、打つ、守る、走る。プレーボールからゲームセットまでしっかり集中したい」

 32年ぶりの日本一へ、まずは、クライマックスシリーズを突破しなければならない。カープはいつものように充実の準備を行ってきた。そして、レギュラーシーズン同様の戦いを誓う。スタンドには、いつも同様、いや、それ以上のファンの熱が集まるはずである。

 貯金37の挑戦者。カープナインは、いつもの全力プレーと挑戦者の魂で、地元開催のクライマックスシリーズのプレーボールを待っている。

ベースボールチャンネル編集部

最終更新:2016/10/12(水) 16:10

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