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銀杏BOYZ・峯田和伸、主演ドラマ『奇跡の人』の撮影秘話を語る 「“知る人ぞ知る”っていうものにはなってほしくない」

リアルサウンド 10/12(水) 9:02配信

 銀杏BOYZ・峯田和伸主演ドラマ『奇跡の人』のDVD発売に先駆け、主人公の亀持一択役を務める峯田和伸の公式インタビューが公開された。

 本作は、『ちゅらさん』『ど根性ガエル』を手掛けた脚本家の岡田惠和が、ヘレン・ケラーとサリバン先生の実話をヒントに作り上げたヒューマンドラマ。なにをしてもうだつが上がらないダメ男・亀持一択が、数年前に夫が失踪した鶴里花(麻生久美子)と、耳と目に障がいを持つ花の娘・海(住田萌乃)と出会い、様々な困難を乗り越えながら家族愛を育んでいく模様を描く。

 本作で峯田が演じたのは、小学生のころから要領が悪く中学高校と覇気のない青春時代を送った男・亀持一択。オファーを受けた当初は不安だったと語る峯田は、「昨年だったか、台本の準備稿をいただいたんですが、「やれっかなぁ…」って。映画とか舞台の経験はありましたけど、こういうドラマはできるのかなぁって。皆さんに迷惑かけたりしないといいなぁ、と。とにかく「セリフを忘れないこと」「寝坊をしないこと」、この2つは頑張ってやりたいなと思って」と振り返る。

 一択が恋に落ちる花の夫である鶴里正志(山内圭哉)との対決シーンなど、殴られるシーンが大変だったと明かす峯田は、 「動きはプロの方がつけてくださるので、最初は山内さんと2人で、まずゆっくりと動いて…。放送を見たら痛そうですけど、痛くはないです。その……サポーターしてるので殴られるのは痛くないんですが、倒れたときにいろんな所をぶつけて、それが痛いってのはありました(笑)。…まだ、首がピキピキっていいますからね」とハードな撮影秘話を語る。

 続けて、正志の印象について問われると、「僕も正志ってキャラが好きで。それに、もし花と最初に出会ったのが一択で、生まれた子どもに障害があったら、もしかしたら一択が“正志”になってた可能性もあるんです、たぶん。その順序が逆だっただけかもしれない。実は正志は一択と違うようでありながら、すごく似ていて。で、そのふたりを好きになってしまう花っていうのも分かるし。本当にいろんなキャラクターがこのドラマに出てきますけど、正志は本当に純粋で、しかも山内さんがああいうふうに演じてくれて、すごい深みがあるドラマになったなと思いました」と一択と正志の関係性を説明した。

 花の娘である海役を演じた住田萌乃とは、共演の麻生久美子から「カップルみたいだった」と言われるほど仲が良かったという。「かわいかったですよー。最初は全然口もきけないところから始まって、そこから手ぇ握って、撮影に入って。で、いちばん大きかったのは、第2話のスープをスプーンですくって食べさせるっていうシーンで…。あのシーンをふたりで時間かけながら、いろいろぶつけ合いながら撮影を終えられたときに、友情っていうのができたと思うんですよねー。で、あのあと裏で「撮り終えられたね」ってふたりで話して。「あのへんでスタッフとかみんな感動して泣いてるけど…。あのくらいの芝居、楽勝だよねー」「楽勝楽勝!」とか笑ってました」と住田との共演を楽しげに振り返った。

 また、今回峯田は、麻生を相手にキスシーンとプロポーズシーンに初挑戦している。「あのシーン(麻生とのキスシーン)の撮影中、上を飛行機が通ったんですよ。マイクが拾うくらいの大きさの音だったんでいつもなら撮り直すのに、そのときは「はい、オーケー」って1回で終わって。「いやいや、監督。飛行機の音が入ってるから!」って言ったんだけど。他のシーンは何回も撮り直すのに、そんなときばっかりすぐにOKで。 もう一度キスできると思ったのに…あれは腹立ったなー」と冗談交じりに語った。

 エンディングテーマに起用された自身の楽曲“骨”については、「ドラマの話をいただくちょっと前に曲を作ってて。ちょうど、子どもを思う親の気持ちというか、そういうテーマで曲を作ってみようと思って書いたので。知らなかったら、パッと見、恋愛の歌にも聞こえる感じの曲。この曲ができてすぐにプロデューサーの方が聞いたらしくて、「ぴったりなんで、今回のドラマに使わせていただけませんかね?」って言われて「あぁ、いいですよ!」って」と、ふたつ返事でOKしたことを明かした。

 本作を多くの方に観てほしいと作品と語る峯田は、「たくさんの人が放送を見てくださったと思うんですけど、BSだったから…というのはありますよね。だけどBSだったからこそ、こういう内容がつくれたとも思いますし。でも僕は、このドラマは“知る人ぞ知る”っていうものにはなってほしくないです。自分が出ていても出なかったにしても、見てみようって思える本当にいいドラマだから、まさしくそういうドラマに参加できたことが、もうホント幸せなんですね。DVD化されることで、放送を見られなかった人にもこの作品に触れてもらえるので、本当に救われる気持ちです。これから長い時間かけて広がっていくのが楽しみな作品なんです」と、本作の魅力をアピールした。

リアルサウンド編集部

最終更新:10/12(水) 11:13

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