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米メディアが長谷部の献身ぶりを称賛 「ケーヒルを沈黙させたハセベがヒーローに」

Football ZONE web 10/12(水) 11:30配信

ハリル監督もポイントの一つとして検証 「後半、冷静さを失った」と言及

 日本代表は11日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選、敵地オーストラリア戦を1-1の引き分けで終えた。ボール支配率が30%台にとどまる劣勢の戦いについて、米放送局「ESPN」は日本の現状を伝えるとともに「ケーヒルを沈黙させたハセベがヒーローになった」と、チームをけん引する主将の献身ぶりを称えている。

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 日本は前半5分にカウンターからFW原口元気(ヘルタ・ベルリン)の先制弾で先制したものの、後半7分にその原口がPKを献上し同点に追いつかれる。その後はオーストラリアに押される展開となったが、最終的に勝ち点1を確保した。同局は日本を3つのポイントから検証している。

 まずはバヒド・ハリルホジッチ監督だ。初戦UAE戦の敗戦、そして後半アディショナルタイムにMF山口蛍(C大阪)の決勝弾で勝ち越したイラク戦を例に取り、「就任して18カ月、これまでの最終予選で不安定な成績を挽回するために良い結果をもたらそうと必死だった」としつつ、「ハラグチのゴールで彼の懸念は一気に緩和した。サムライブルーは2015年のアジアカップ王者を挫折させる守備網を引いたが、数度しかオープンなプレーで明確なチャンスを作れなかった」と指摘。また指揮官に関しては「後半、ハリルホジッチ監督はテクニカルエリアを飛び出し、冷静さを失った」とも記されている。

 苦闘が続いたチームの中で称賛されているのは長谷部だ。「ハセベは試合中に主将としてのパフォーマンスを見せ、中盤で大きな存在感を発揮した。彼はマッチアップしたジェディナックとの戦いで優位に立った」と評価され、先制点の起点となったことにも触れられている。「過去の両国の戦いでは、技術に優れる日本がボール支配する傾向にあった。しかし今回、日本はボールを相手に渡す戦いとなった。そのなかで長谷部は注意深さと規律でシステムを崩さないように戦っていた」と触れている。

ケーヒルは「意味あるプレーできなかった」

 3つ目のポイントは、“日本キラー”で知られるFWティム・ケーヒルを抑えた点だ。後半途中から投入されたが、「ケーヒルはほとんど意味のあるプレーをできなかった。90分にはハセベに対して肘を入れてイエローカードをもらうのみだった」。日本が長谷部ら中盤と最終ラインが連携し、ケーヒルを上手く封じたと伝えている。

 多くの時間を耐える状況となった日本だが、長谷部が見せたフォア・ザ・チームの精神は高く評価されている。不動の主将が発揮した不屈の精神力は、今回の予選で苦しむチームを奮い立たせるものとなったのは間違いない。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:10/12(水) 11:30

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