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敵地で貫いた変幻自在の“ハリル流” ボール支配率35%での堅守速攻に長谷部「プラン通り」

Football ZONE web 10/12(水) 14:35配信

オーストラリア相手にポゼッションを放棄し、カウンターに徹する

 日本代表MF長谷部誠(フランクフルト)は、11日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第4節のオーストラリア戦で、日本のボール支配率35%という戦いが、バヒド・ハリルホジッチ監督のゲームプラン通りだったと告白。1勝もできずにグループリーグ敗退となった2014年ブラジルW杯で貫こうとした「自分たちのサッカー」からの決別の道を歩んでいる。

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 ハリルジャパンはかつてパスワークを武器とし、そこへのこだわりさえ見せた姿とは全く違ったゲームを展開した。1トップのFW本田圭佑を前線に残し、両サイドアタッカーのFW小林悠とFW原口元気も相手サイドバックに対して忠実なマークを見せた。そして、ボールを奪ってからはロングボールも辞さず、カウンター攻撃でゴールを狙う。その結果、後半にPKで追いつかれたものの、前半には狙い通りのカウンターから本田と原口のコンビネーションで先制ゴールを挙げた。

 長谷部はこうした試合運びを、プラン通りと説明している。

「アウェーに来ての自分たちの戦術は、監督が真骨頂としているか分からないですけど、引いてブロックを作ってそこからカウンター。そういうやり方のなかで結果が出れば最高でしたけど、今日は相手に回させてからのカウンターっていうのは、かなりハッキリやっていたんで」

「ホームで同じサッカーはやらないかな」

 ボール保持をオーストラリアに明け渡すことを許容し、“アウェーでの戦い方”に徹した。ハリルホジッチ監督が「オーストラリアはアジアチャンピオン」と繰り返したように、相手をリスペクトした姿勢で臨んだことの何よりもの表れだった。そしてそれは、「ボールを回されても本当に危ないシーンを作られてなかったですし、そんなに嫌だなって感覚は正直なかったですね」という形で、オーストラリアの攻撃を沈黙させる意味で一定の成果があった。

 その一方で、長谷部はこうした自陣の低い位置に守備ブロックを築いてカウンターを狙う戦い方を、常に狙うわけではないと話す。相手と状況に応じて戦い方を変化させていくのがハリル監督のやり方であると、1年半ほどの指導を受けるなかで分析している。

「臨機応変に相手によって変えてっていう。これが例えば、今度オーストラリアとホームでやる時にもこのサッカーをやるかと言われたら、ちょっとやらないかなという感覚が、正直なところ僕個人にはあります。相手によって、場所によってサッカーを変えていくって意味では、まだまだ成長過程かと思います」

 アルベルト・ザッケローニ監督に率いられて臨んだ2014年のブラジルW杯では、「自分たちのサッカー」という言葉が議論を呼んだ。相手に関係なく、自分たちのボールポゼッションを主体としたストロングポイントを押し出すことで勝利できるという考え方は、グループリーグ未勝利(1分2敗)で敗退した結果からも疑問符が付けられた。

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最終更新:10/12(水) 14:35

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