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「プライドを捨てた」と韓国メディアが日本の堅守速攻に辛辣 “喧嘩上等”のハリルへの皮肉も

Football ZONE web 10/12(水) 18:38配信

ハリルジャパンが豪州戦で見せた守備的スタイルに、韓国メディアも驚き

 11日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で、オーストラリア代表と1-1で引き分けた日本代表。試合後、韓国メディアもその結果と内容を詳しく報じ、分析している。その内容は、少々辛口だ。

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 サッカー専門サイトの「スポータル・コリア」は、「“守備とカウンター”の日本、上出来とは言えないオーストラリア遠征」との見出しをつけ、試合内容について言及。「本田、香川、原口を前線に置いた日本だったが、あまり前線からプレスをかけなかった。センターラインの少し後ろから、プレスを仕掛けるケースが多く、ボールを支配して試合の主導権を握るよりも、守備に相当な時間を費やした。それは記録にもよく表れていて、ボールポゼッションは30%台。パスサッカーを得意とするいつもの姿とは対照的で、実際にパスの数もオーストラリアに負けていた」と指摘した。

 また、スポーツ紙「スポーツ韓国」は、「プライドまで捨てた日本サッカー、実りは“勝点1”」とのタイトルで、ハリルジャパンの戦いぶりを一刀両断。「試合序盤からボールポゼッションを放棄し、守備に集中したが、もったいないPKからの失点で最後まで笑うことはなかった。日本はボール支配率を重要視していた得意のスタイルを捨てていた。ボールポゼッションは35%。自らアジア最強を自負する日本なのに、試合序盤からの守備サッカーがあまりにも目立ちすぎた」と、日本らしくない戦い方だったと指摘している。

 地方紙「金剛日報」は「日本サッカーはなぜ袋叩きにあったのか」と少々過激な見出しを立て、「日本は1-0とリードしてから、守備重視のスタイルで試合を運んだ。その流れで後半にPKを献上してゴールを許した」と、ピッチ上の振る舞いは消極的なものだったと分析した。

「ハリル特有の”心理戦”は失敗に終わった」

 さらに地方紙『釜山日報』は、「日本、オーストラリアに1対1で引き分け…カモメだけが一生懸命に飛んでいた」と退屈だった試合内容を、ピッチに降り立つたくさんのカモメを引き合いに出して痛烈に皮肉っている。

 日本がオーストラリアにボールを支配され、引いて守るサッカーに終始した日本の不甲斐なさが目についた――と韓国メディアは見ているようだ。

 そして話題は、先制点を決めながら自ら与えたPKで失点を許した原口元気にも及んでおり、経済紙「ソウル経済」は「日本、豪州と1-1のドロー、原口に笑って泣いた」との見出しで報じている。

 そして韓国メディアの批評は、ハリルホジッチ監督にも向けられた。大手スポーツ紙「スポーツ朝鮮」は、「爆発したハリルホジッチ、2年前の記憶の答えはなかった」との見出しをつけ、2年前のブラジルW杯の話を引き合いに出して、こう皮肉った。

「2年前の2014年ブラジルW杯グループリーグ第2戦。当時、アルジェリアの指揮官だったハリルホジッチ監督は、ホン・ミョンボ監督率いる韓国代表と対戦した時、とてもピリピリしていた。公式記者会見の途中、自分のことを批判するアルジェリアメディアに向かって、『私に陰湿な攻撃をするな』と声を荒げていた。 練習場では毒舌家、会見場では“喧嘩上等”。アルジェリアは韓国戦に勝利(4-2)し、(グループ3位の)ロシアを上回ってベスト16入り。外部との対立構造を作りながら、チームを結束させるハルリホジッチ監督特有の“心理戦”だった。今回のオーストラリア戦に向けた会見でも似たようなことが起こった。(中略)アルジェリア代表監督時代に効果のあった“特有の結集法”は(今回のオーストラリア戦では)失敗に終わった」

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最終更新:10/12(水) 20:24

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