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「理解不能なハリルホジッチ」 低調な日本代表に向けられる海外メディアの厳しい視線

Football ZONE web 10/12(水) 22:15配信

米メディアがハリルホジッチ監督を取り巻く、危機的な状況をレポート

 日本代表は11日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第4節の敵地オーストラリア戦を、1-1のドローで終えた。この試合の結果を報じる海外メディアの中には、バヒド・ハリルホジッチ監督の代表メンバー選考を疑問視する声も浮上。もし、日本が負けていたらハリルホジッチ監督が電撃解任となり、元U-23日本代表監督で現在はA代表コーチを務める手倉森誠氏が暫定監督に就任するというシナリオも報じられるほど、ハリル体制の土台は揺らいでいるようだ。米スポーツ専門テレビ局「FOXスポーツ」のアジア電子版が、「日本代表監督ハリルホジッチにはプレッシャーは目新しいものではない」と特集している。

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 選手選考の最低条件に「クラブでの出場機会」を挙げながら、ベンチ要員に甘んじる欧州組を大量招集し、「言い訳をしません」と連呼しながら言い訳を重ねるハリル監督は、アジア最終予選初戦のUAE戦で1-2と黒星発進になりながらも、4試合で2勝1分1敗の勝ち点7と、ある程度の成果を上げている。

 だが同メディアはオーストラリア戦前の記事で、ハリルホジッチ監督に迫っていた危機的状況をこう伝えていた。

「メルボルンでのオーストラリアとの夜の決戦に臨む日本には、プレッシャーが存在する。単なるプレッシャーではない。4度のアジア王者が負けた場合、理解不能なハリルホジッチにとって在任期間の終焉を意味する。最近、(選手との)橋渡し役として就任した手倉森誠が暫定監督として前に出ることになる。厳格な元五輪代表監督は傑出した選択肢とは間違っても言えないが、日本の不振が続けば、緊急措置として役割に就くことに大きな異論はない」

 オーストラリア戦で負けた場合、“手倉森ジャパン”が発足する可能性があったとレポートしている。

「ここ数年で最悪のチーム状態」との指摘も

 そして記事では、日本代表に起きている“異常”についても触れている。

「困難な現状については3人の監督を招聘し、過去2年の哲学が大きく異なったことに起因している(とても非日本的なアプローチだ)。もしくは、海外で常時プレーしていないコンディション不良の選手が多く、ここ数年の間で最悪に近いチーム状態にあることは周知の事実だ」

 2014年ブラジルW杯までポゼッションを志向したアルベルト・ザッケローニ元監督が指揮を執り、後任のメキシコ人指揮官ハビエル・アギーレ氏はスペイン1部サラゴサ時代の八百長問題で解任に追い込まれた。そして「デュエル」と呼ぶ、1対1でのプレー強度をひたすら求めるハリルホジッチ監督が就任。監督の人選に一貫性がないと指摘されている。

 さらには「これまでのような小気味良いパスは現在見られず、ボールロストを頻繁に引き起こしている。最終ラインから前線に一気に攻め込む、一か八かの攻守の切り替えにあまりに依存する傾向がある。走ってはいるが、ポジショニングやパスに問題があり、最終ラインには機動力の欠如と躊躇が散見される」とまで、ハリル流は酷評されている。

 そして、代表メンバーの人選にもメスが入った。「国内リーグで際立った選手は、ベテランも若手も見過ごされている。最大のヘッドラインは、今季最高のプレーを見せている才能溢れる五輪代表GK中村航輔(柏レイソル)が選出漏れしたことだ」と、ハリル監督の選考は断罪されている。

豪州戦前日の会見では挑発的な質問も飛ぶ

 今夏フランス1部メスに「第3GKとして獲得」という異例の形で加入し、その言葉通りに出場機会のないGK川島永嗣を、ハリル監督は今回の連戦に“応援団”として招集。齋藤学(横浜F・マリノス)を追加招集しながら、経験不足を理由に起用しないなど、指揮官の人選には大きな疑問の目が向けられている。

 海外メディアからも厳しい視線を向けられているハリル監督は、オーストラリア戦前日会見でメディアの挑発的な質問に苛立つシーンもあった。日増しに高まるプレッシャーに、百戦錬磨の指揮官は耐えきることができるだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:10/12(水) 22:15

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