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「決めないといけなかった…」 豪州戦の6分間で課題噴出の浅野はハリルJのエースになれるか

Football ZONE web 10/12(水) 23:30配信

後半40分の原口の絶妙クロスを「迷い」でフイに

 少ない出場機会で課題ばかりが見つかった一戦だった。日本代表FW浅野拓磨(シュツットガルト)は11日のワールドカップアジア最終予選の敵地オーストラリア戦の後半39分にFW本田圭佑(ACミラン)との交代でピッチに立ったが、勝ち越しゴールのチャンスを棒に振るなど、結果を出すことができなかった。

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「決めないといけなかったですね」

 そう振り返ったシーンは、ピッチに立ってわずか1分後の後半40分だった。左サイドを突破したFW原口元気(ヘルタ・ベルリン)が早いクロスを供給する。そこへ浅野が走り込む。GKの前で右足を伸ばしたが、わずかに足は届かず、ボールはオーストラリアゴールの前を横切っていった。

 原口のキックはドンピシャリのタイミングに思えたが、浅野との呼吸がわずかに合わなかった。紙一重のところだったが、結果を分けたのは一瞬の気の迷いだった。

「あの体勢でなかなか厳しいなと思いながら入ってしまっていたところがあるので、ちょっと遅れてしまったのかなと思います。本当にすごくいいクロスを上げてくれたので、あとはしっかり当てるだけだったかなと思います」

 浅野は悔しさをにじませながら反省を口にした。

「タイミングとしても決して悪かったとは思わないですけど、ボールに合わせるぐらいの余裕を持って飛び込めなかったので、あそこは滑ってもしっかりボールの軌道に自分の足を合わせられるような入り方をしないとなと思う」

ハリル監督の指示を消化できず

 1-1同点で試合が進んだ中、ハリル監督がなかなか動き出さないままで最終盤を迎えた。ようやく最初のカードを切ったのが後半36分。負傷のFW小林悠(川崎F)を下げてMF清武弘嗣(セビージャ)を投入。清武よりも先にハリル監督に呼ばれていたはずの浅野はお預け状態となり、その3分後に本田との交代でピッチに立った。

 指揮官からの指示は「本田さんがやっていた役割っていうのを忘れるな」というものだったが、戸惑いは隠せなかったようだ。「自分は守備になった時に、どういうポジションでどこを見ればいいのかっていうのを把握できていなかったので、そこはまた自分として課題です。攻撃になった時にはオフサイドにも何本かなってしまいましたし、意識は悪くなかったかなと思いますけど、あとは本当に合わせていかないとなと思います」とまたしても反省の言葉ばかりが並んだ。

 リオ五輪代表からA代表に定着したジャガーの愛称で知られる浅野は新たに浮かび上がった課題を克服できるのか。そして、ハリルJのエースにふさわしい名手へと成長を遂げることができるだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:10/12(水) 23:30

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