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1S制回帰に至った3つの理由。村井チェアマンが明かした日程問題。関係者の大半も賛同

フットボールチャンネル 10/12(水) 21:26配信

 Jリーグの村井満チェアマンは12日に行われた理事会後の記者会見で、来季のJ1リーグ戦は2ステージ制+チャンピオンシップ(CS)を廃止し、1ステージ制に移行することで承認されたと発表した。

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 村井チェアマンは2シーズンで1ステージ制に回帰された最大の理由は日程にあることを挙げていたが、Jリーグの発表によれば懸念点は以下の3つとなる。

〔1〕ACLとリーグ最終節の日程重複
 AFC競技会委員会の決定により、2015年シーズンはACL決勝戦とリーグ最終節が重なる可能性が生じた。仮にJクラブがACL決勝に進出していた場合、そのクラブは前倒しで最終節を行わなければならないが、その他の16クラブが「あと何点取ればよい」「引き分けでもよい」などの計算をした上で試合に臨むことができ、リーグ戦の公平性が損なわれる可能性があった。
(※2016年シーズンは最終節を11月3日に早めたことにより、この問題は解消)

 昨年と今年に関してはクラブワールドカップ開催までに優勝チームを決める必要があった。また、JクラブがACLを制覇した場合、クラブワールドカップの時期にCSに出場することができなくなる。

〔2〕長期のオフ期間
 CSに進出せず、天皇杯を3回戦で敗退してしまった場合、そのクラブは11月から翌年2月まで約4ヶ月間に渡って公式戦がなくなるため、適切なカレンダー設定ではないと判断した。

〔3〕自然災害発生時等による日程変更の困難
 今年4月に発生した熊本地震により、ロアッソ熊本は5試合の日程変更を余儀なくされたが、仮にロアッソがJ1のクラブだったとしたら、同一ステージ内で代替試合を開催することは極めて困難である。

 また、村井チェアマンは選手会会長を務める高橋秀人(FC東京)とも意見を交換。選手会からJ1の各選手にヒアリングした結果、「約8割が1ステージ制の移行に賛成」という意見が集まった。

 各Jクラブの実行委員、選手契約担当者とも議論したところ、「シーズンの終了を揃えるべき」「もっと国際経験をする機会を創出するべき」「日本代表の活動とJリーグの活動期間を分けるべき」といった意見がある中、「1ステージ制に戻してほしい」という意見が大半であったという。

 リーグタイトルスポンサーを務める明治安田生命からは「サッカー面でプラスになる方向で経営判断をしてもらいたい」という意向を受け、さらにその他のスポンサーからも理解を得た。

 Jリーグは今年6月からスポーツに関心のある約1万サンプルに対して「1ステージ制回帰への賛否」に関する意識調査を実施したところ、男女各世代全てが賛成と回答。さらに、スタジアムおよびTV、ネット観戦経験のある層の63%が1ステージ制に賛成と答えている。

(取材・文:今関飛駒)

フットボールチャンネル

最終更新:10/13(木) 20:36

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