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バブル崩壊で縮小!? だけど8代目カローラには見えない大きな特徴があった【Corolla Stories 37/50】

clicccar 10/12(水) 17:33配信

すごく頑張ったのだけど、それがあまり感じてもらえないことってありますよね。カローラでもそんな車があるのです。

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それが1995年に発表された8代目でした。そのフルモデルチェンジとマイナーチェンジが、すごく頑張ったのです。



この8代目は、NCV=ニューセンチュリーバリューと呼ばれた、新たな価値観を取り込んだ、新生カローラとなった7代目のプラットフォーム(ベースフレーム)を継承しなければなりませんでした。

この7代目はバブル全盛の開発で、車はこれからもっと大きくなることを前提としたもの。ところが時代はそうは進まず、身の丈にあったサイズの中で、高い質感を重視する価値観に変化して行きました。

そしてもう一つの課題は安全性。とりわけ衝突安全構造の重視でした。

もはや世界15カ国で生産されるまでに至っていましたので、順番に新型へ移行していき、その15カ国すべてが対応完了するまでには3年ほどかかることになっていました。

つまり7代目の既存ボディを基本に、最終発売地域では3年後の安全、環境基準も視野に入れたボディ開発をしなければならなかったのです。

前後50km/h衝突時の乗員保護規制は日本でも発行されましたが、その先では北米では側面衝突の案件、欧州ではオフセット衝突対策と問題は山積していました。どれも重量増につながる問題を前に、セダンでは50kg、クーペでは70kgの軽量化を実現したのです。

さらにこのモデルは1997年8月にマイナーチェンジが実施されましたが、大幅な安全対策が図られたのです。GOA=ゴアと呼ばれる、トヨタ衝突安全性能基準ボディを名乗ることになりました。

JNCAP=独立行政法人自動車事故対策機構としては、1995年にフルラップ前面衝突試験、ブレーキ性能試験を実施。1999年からは側面衝突試験、2000年からはオフセット前面衝突試験を実施するなど、コンテンツは山盛りでした。





見える部分では質感向上も踏まえ、2分割バンパーをやめ、大型のカラードバンパーを採用。リヤコンビランプもウインカーランプにクリアレンズを採用するなど、見た目質感の向上を行なっていました。

インテリアでは計器盤こそ前期モデルからほぼ継続されましたが、ダッシュボードデザインを大幅に変更。インパネセンター部トップはカーナビも装着可能なオーディオスペース(要対応パーツ)を設置、ヒーターコントロールも上級グレードでは、風量と温度調節にダイヤル式を採用し、風向にプッシュボタンを採用した質感の高いものに変更となりました。また、後席ヘッドレストには分割式が採用されることになったのです。



まず、カローラという車はそれ自体、ワールドカーとして常に大変な開発を抱えているのですが、とりわけ8代目は、様々な案件がかぶりつつ開発されていったのです。

実は見えないところにこそ、大変なことが隠れているのだと思います。

(文:カローラせんせい/小林敦志)

最終更新:10/12(水) 17:33

clicccar

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