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宮崎緑、「週刊文春」の経歴詐称報道に“事実無根” 反論の証拠書類も

デイリー新潮 10/12(水) 5:58配信

 都知事に党代表と、TVキャスター出身の女性ばかりが目立つ。千葉商科大の宮崎緑教授(58)もまた然り。天皇陛下の生前退位について議論する「有識者会議」メンバーに選ばれたのも束の間、「週刊文春」で“経歴詐称疑惑”が報じられてしまう。が、今週は「証拠品」を携え、反攻へと転じて――。

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 1980年代、NHK「ニュースセンター9時」で人気を博した彼女は、のち学界へと転身。00年に千葉商科大助教授、昨年からは国際教養学部長を務めている。

 有識者会議の顔ぶれが発表されたのは先月23日。その直後、29日発売の「週刊文春」10月6日号に、

〈宮崎緑に「経歴詐称」疑惑〉

 と題する特集記事が掲載された。プロフィールにある「東京工業大学講師」との肩書について、告発者の証言などを交えながら疑義を呈しており、記事は大略、以下のような趣旨であった。

〈首相官邸などのHPでは「東工大講師」とあるが、関係者いわく、宮崎氏は工学部社会工学科教授の研究室には出入りしていたものの、授業の司会進行役のような印象だった。東工大に聞くと「資料がない」。本人も「非常勤講師の辞令を頂いた」としながら、示した資料は同学科の同窓会名簿。講師だった証明にはならない〉

 そのまま従って読めば、疑念は深まるばかり。

■「締め切りまでに…」

 が、当の宮崎教授は、

「まったく事実無根の誹謗中傷です。探すのに手間取りましたが、『辞令』は見つかりました」

 そう言って、88年4月18日付「人事異動通知書」を示す。書面には、

〈講師(東京工業大学工学部)に採用する/任期は昭和63年9月30日までとする/1時間3,600円を給する〉

 とあり、任命権者には当時の学長名。辞令は学期ごとに更新されたという。

 それでも記事では、

〈そもそも“非常勤講師”だと主張されるなら、プロフィールに“講師”とだけ書いてあるのは“経歴詐称”と言われても仕方がない〉

 告発者がそう語っているのだが、宮崎教授は、

「学会提出等の文書には専任か非常勤かの区別を書きますが、一般向けのプロフィールではカジュアルに略す場合があります。弁護士に聞いたところ、勤務や雇用形態の違いで、職位・職責としてはいずれも同じ『講師』だとのことでした」

 88年当時、件の研究室で助教授を務め、今回「文春」の取材を受けたという原科幸彦・東工大名誉教授も、

「間違いなく宮崎さんは非常勤講師として授業を行なっていました。公式の辞令では『講師』と表されるので、誤りではない。学科の名簿も私が提供したのに……」

 あらためて「文春」編集部に尋ねると、

「公人である宮崎緑氏が自ら公表している『東京工業大学講師』との経歴に疑義が呈された場合、その真実性を証明する直接の証拠を提示することは当然です」

 としながら、

「宮崎氏ご本人に確認を求めたところ、『講師』ではなく、『非常勤講師』だったとの回答がありました。そこで、非常勤講師だったことを示す辞令や公式な名簿など客観的な証拠の提示を再度求めましたが、小誌締め切りまでに、提示はありませんでした」

 つまりは“見切り発車”しちゃったというのだ。

「ワイド特集 男の顔は履歴書 女の顔は請求書」より

「週刊新潮」2016年10月13日神無月増大号 掲載

新潮社

最終更新:10/12(水) 5:58

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