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介護施設の特徴と、チェックすべきポイント

nikkei BPnet 10/12(水) 9:21配信

 それほど重度でない要介護の段階や、認知症の症状が穏やかな場合は、自宅での介護を検討する人がほとんどです。しかし、重度化した場合や、身体は元気ながら認知症が深刻化した場合は、施設介護を視野に入れる人が多くなります。また、介護の程度に関わらず、老親のみの暮らしを心配して施設に安心を求めるケースもあり、施設入居の判断は、個別の状況により全く異なります。ただし、昨今のように玉石混交の様相である高齢者施設を選ぶ際は、注意すべきポイントは少なくありません。

●施設選びは複雑!

 高齢者人口や要介護人口が増え、ひと昔前と異なり高齢者向けサービスは驚くほどその種類や数が増えています。「選択肢が増えて良い」とも言えますが、実際には「どういう基準で選べばいいのかわからない」という声のほうが圧倒的です。やみくもに施設探しをするのではなく、まずは自らを取り巻く現状と条件をしっかりと確認することから始めなくてはいけません。

 「どの施設がおススメか?」と筆者もよく聞かれますが、すべての人にとって最適な施設はありません。費用や地域、心身の状態などの基本となる条件に加え、今までのライフスタイルや価値観は人それぞれ。実際の施設探しは、想像以上に大変と感じる人がほとんどのようです。

心身の状態により異なる入居条件

 子世代が親のために検討する施設は「介護施設」が中心だと思われますが、高齢者の住まいという括りで捉えると、元気で自立の状態で入居する「自立型」施設と、介護が必要な状態で入居する「介護型」に大別されます。ただし、自立型は日本全体で見てもかなり少ないのが実情です。

 高齢者の住まいでは「介護型」がほとんどを占めるわけですが、施設側の入居条件もさまざまです。かつて「認知症の方はお断り」という施設も存在しましたが、今はほぼどこも受け入れ可能です。しかし、病気や感染症の状況によっては、「入居不可」という施設はあります。特に気をつけておきたいのは「在宅医療」と言われる、本人や家族、医療従事者のみが対応できる医療行為です。たとえば、インシュリンの自己注射、在宅酸素療法、人口肛門の処置などが該当するようです。

 医療従事スタッフが常時は配置されていない施設は対応できないことが多いので事前に確認しておきましょう。入居前は、入居条件に注目しますが「退去要件」には目が届きません。退去になる理由も必ず“入居前”に知っておきたいことです。

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最終更新:10/12(水) 9:21

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